池袋はなぜ住みたい街ランキングで上位なのか？その魅力を解説

池袋に住みたいと思う人が多いみたいですが、どんな街ですか？あと、自分にとって住みやすい街かどうか判断したいので、家賃や治安など必要な情報を教えてください。

といった悩みにお答えします。

「池袋って住みたい街ランキング上位によく入っているよね？」
「池袋は遊びにいく街なんじゃないの？」
「池袋って栄えてるから、家賃高い上に治安が悪そうだな」

皆様は池袋に対してどのようなイメージをお持ちでしょうか？

池袋は一昔前まで「遊びにいく街」というイメージでしたよね。渋谷・新宿に次ぐ繁華街で、若者の街だというイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか？

しかし、池袋は大きな変革を遂げ、近年はさまざまなメディアの住みたい街ランキングで上位にランクインする街となりました。

池袋はいったいどのように変化をし、そのきっかけはなんだったのでしょうか？そして池袋の魅力はどこにあり、実際の住み心地はどうなのでしょうか？

この記事で徹底的に解説していきます。

池袋へ住むことに少しでも興味がある皆様にとって、検討の参考になればと思います。

池袋が住みたい街にランクインする理由とは？

近年さまざまなメディアの住みたい街ランキングで、上位にランクインしている池袋。その4つの理由を解説していきます。

買い物を全て完結できる街

池袋に住んでいると、衣・食・住に関わる全ての買い物を完結できるので、他の街を訪れることはほとんどありません。

その充実したラインナップは、以下の表をご覧ください。

趣味で活用できる書店や古本屋、CDショップもたくさんあり、近年アニメ文化の聖地ともいわれている池袋には専門店が数多くあります。

生活に必要なものは何でも池袋で揃えられるので、お仕事や学業で多忙な方でも安心です。

アクセスが良いのでどこに行くにも困らない

池袋駅は、都内でも屈指のアクセスの良さを誇っております。

利用できる路線は下記の通りです。

さらに、東京メトロ副都心線は東急東横線に直結し、横浜方面にも乗り換えなしでいくことができるのです。

東京メトロ丸の内線は始発駅となっているため、都心の駅ながら座って通勤できるという魅力もあるのです。

池袋駅から主要な駅までの所要時間は、以下の表の通りです。

通勤や通学、休日のレジャーまで、どこに行くにも短時間でいけます。

移動のストレスが軽減されるので、「池袋に住んでていてよかった」と実感する日が多いのです。

豊富なレジャー施設と発達したサブカル文化

池袋には豊富なレジャー施設があり、休日を楽しく過ごすことができます。

主なレジャー施設は下記の通りです。

これだけの種類があると、次の休日はどこへ行こうかと頭を悩ませてしまいます。

また、近年池袋はアニメを中心としたサブカル文化の聖地といわれております。数々のショップやコスプレイベントなど、週末になると多くのサブカルファンが池袋に訪れ、街の繁盛に貢献しているのです。

子育てがしやすい街

近年、池袋は子育てしやすい街としても人気を博しております。

次の章で詳しく解説しますが、2016年より池袋の4つの大きな公園の整備が進められ、今では休日になると多くの子連れ家族でにぎわいを見せております。

また、池袋のある豊島区は23区内ではいち早く待機児童ゼロを実現しました。

若い世代が住みやすい街づくりを進めている池袋は、今後ますます子育てがしやすい街となることが期待できます。

池袋が「遊ぶ街」から「住む街」に変わった理由

池袋は若者の街というイメージをお持ちの方も多いかと思います。

確かに多くの商業施設やレジャー施設など、今でも若者が遊びにいく街としての池袋も健在です。

しかし、そのイメージを覆すかのように、近年の池袋は住みやすい街へと変貌を遂げました。

なぜ、池袋はここまで変化できたのでしょうか。その裏側にはドラマがあったのです。

きっかけは消滅可能性都市に指定されたこと

池袋変貌のきっかけは、2014年5月に日本創生会議が発表した消滅可能性都市です。

消滅可能性都市とは、少子化や人口移動に歯止めがかからず、将来に消滅する可能性がある自治体を指す。

具体的には、20～39歳の女性の数が、2010年から40年にかけて5割以下に減る自治体を消滅可能性都市に選んだ。

日本経済新聞より引用

上記の通り、2040年までの間に、「少子化や人口移動などが原因で将来消滅する可能性がある自治体」であることが発表されたのですが、東京23区の中で唯一ランクインしたのが豊島区でした。

この発表を受け、豊島区はすぐに緊急対策会議を開き、さまざまな施策を打ち立てたのです。

急ピッチで進められた再開発

豊島区の再開発は、池袋を中心に急ピッチで進められました。

「若い女性が暮らしやすい街」＝「高齢者や障害者も暮らしやすい街」＝「みんなが暮らしやすい街」であると考えた豊島区は、住民の声を徹底的に集め、改善策を立案。

特に力を注いだのは、公園とトイレです。

南池袋公園・中池袋公園・西口公園・豊島キッズパークの4つの公園をリニューアルオープン。

その他の小規模公園もトイレの改築を決行し、若手アーティストや近隣住民によるカラフルなペイントが個性的な「アートトイレ」が誕生ました。

また、「日本一きれいな公衆トイレ」を目指して、としま区民センターに全35ブースの女性用個室トイレを整備し、2階・3階はほとんどトイレという状態が話題を呼びました。

隣接する中池袋公園にはコスプレイベントに参加するコスプレイヤーが多数訪れるため、トイレの案内や清掃を行うトイレ・コンシェルジュが常駐しております。

目指すは「まち全体が舞台の誰もが主役になれる劇場都市」

豊島区は、2016年に池袋の基本コンセプトを「まち全体が舞台の誰もが主役になれる劇場都市」 と発表しました。

2018年にホールや劇場を併設した商業施設「Hareza池袋」を建設。

サンシャイン通りには12スクリーン・2500席を有する巨大映画館キュープラザ池袋も2019年にオープンしました。

同2019年には「東アジア文化都市」国内候補都市に選定されるという、2014年の消滅可能性都市ランクインから、まさに快進撃といえる5年間だったのです。

池袋の生活環境を4つの視点から分析

それでは、池袋の住み心地はいかがなものでしょうか？4つの視点から分析し、解説していきます。

池袋の家賃相場は？

まずは、池袋の家賃相場の解説です。駅から10分以内の家賃相場をみてみましょう。

もちろん、築年数が古いなどの理由でもっと安い物件はありますし、駅から離れた場所までいけば家賃は下がります。

ちなみに、渋谷・新宿の家賃相場は以下の通りです。（単身住まいに最適な1DKの家賃相場です）

このように、渋谷より約6万円、新宿より約1万円ほど池袋の方が安くなっております。

やはり、立地条件の割には家賃相場は低いといえるでしょう。

池袋は本当に治安が悪い？

池袋は、東口・西口共に繁華街周辺は治安が悪いといえます。

暴力事件や窃盗など、事件数は少ないとは言えない状況です。

（参照：警視庁 池袋警察署　過去5年間の刑法犯の推移）

しかし、西池袋2丁目や3丁目、南池袋エリアは、駅周辺と同じ池袋とは思えないほど閑静な住宅街です。

女性の一人暮らしやファミリー層は、この辺りのエリアがおすすめになります。

日用品の買い出しや飲食店は？

「池袋が買い物に困ることはない街」ということは前述した通りです。

駅周辺のスーパーマーケットは高級店が多いですが、駅から少し離れた場所のスーパーなら良心的な価格設定のお店が多いです。

飲食店はファミレス・ファーストフードから居酒屋・バーまで、数えきれないくらいの飲食店が点在します。

大手のチェーン店はほとんど揃っているといっていいでしょう。

どこに入るか迷ってしまうほどなので、お店が見つからなくて困ることはないでしょう。

東口と西口はどっちがおすすめ？

東口と西口は、街の特色に大きな違いがあります。

東口は商業施設やレジャー施設が多く、とにかく人通りが多いのが特徴です。

しかし、夜遅い時間帯になると人通りも少なくなります。

逆に、西口には居酒屋やバー、夜のお店が立ち並ぶ歓楽街となっているので、夜になると賑わうのが特徴です。

東口と西口、どちらも駅から離れると閑静な住宅街があり、駅から10分～15分ほど歩いたエリアには、都心特有の喧噪もなく、穏やかな時間を過ごせます。

引越しを検討している方は、一度現地を見ておいた方がイメージがつきやすいでしょう。

池袋は住みやすい街

ここまで池袋の住みたい街にランクインする理由、遊ぶ街から住みたい街に変貌した理由と推移、池袋の実際の生活環境について解説して参りました。

結論をいうと、池袋は非常に住みやすい街です。

特に近年の再開発により劇的な変化を遂げた池袋は、今後もますますいい方向に変化していくでしょう。

豊島区の精力的な取り組みは、信頼は寄せるに値する実績を残しております。

治安の悪さも年々解消の方向に進んでおり、今後も豊島区がより力をいれていくはずです。

池袋から出ずに買い物を済ませられ、複数のレジャー施設がある街。

どこへ行くにも抜群のアクセス。

これらは他の街の追随を許さない、大きな魅力だといえます。

「まち全体が舞台の誰もが主役になれる劇場都市」 をコンセプトに掲げる池袋で、あなたも主役の一員になってみてはいかがでしょうか？

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この記事を書いた人

tameda

30代男性

都内の賃貸物件に、妻とウサギ×2の4人暮らし。
専業ライターとして自宅でウサギを眺めながらのんびり執筆する日々。
元々は会社員として飲食業に13年間従事。
コロナ濃厚接触者になり、約14日の自宅待機生活中に毎日夕飯を作って妻に食べてもらう生活にこの上ない幸せを実感、在宅ワークへの切り替えを決意し、今に至る。
趣味は10代の頃から続けているバンド活動。パンクバンドでベースを担当し、ライブハウスを沸かせている。