といった悩みにお答えします。
本記事の内容
- 20代でもマンションを購入することは可能!
- 20代でマンションを購入する5つのメリット
- 20代でマンションを購入する4つのデメリット
- マンションを購入する上での4つの注意点
- 20代でマンションを購入するなら中古マンションがおすすめ
20代で結婚し家族ができたことでマイホームが欲しくなったり、資産形成のためにマンションの購入を考える方もいるでしょう。
しかし、20代で収入が十分でなくてもマンションを購入することはできるのだろうか。
このように疑問に思った方も多いのではないでしょうか。
本記事では、20代でもマンションを購入するおすすめの方法について解説します。
20代でマンションを購入するメリットやデメリット、注意点についても解説していくので、購入を検討している方は参考にしてみてください。
20代でもマンションを購入することは可能!
結論からお伝えすると、20代でもマンションを購入することは可能です。
30歳未満のマンション購入者は、購入者全体の5~7%程度と言われており、決して高い数字ではありませんが、年齢に限らずマンションを購入できることがわかります。
ただ、マンションは安いものではありません。
ある程度の収入と、継続的にローンを返済できる能力が必要になります。
- 30代未満の分譲マンション購入者:6.5%
- 30代未満の中古マンション購入者:5.8%
収入の目安
では、どの程度の収入があればマンションを購入できるのでしょうか。
年収と月々の支払額、マンションの金額を表にしてみましたので、参考にしてみてください。
年収 | 月々の支払い | マンションの金額 |
300万円 | 7万5千円 | 約1800万円 |
400万円 | 10万円 | 約2600万円 |
500万円 | 12万5千円 | 約3400万円 |
20代であってもこのくらいの年収があれば、基本的に余裕をもってマンションの支払いができるでしょう。
しかし、審査会社によっては100~150万円の年収でも審査が通るケースもあるようです。
その場合は、今後も支払いを続けられるのかを考える必要がありそうです。
住宅ローンについて
どの年代であっても、マンションはローンを組んで購入しているのが一般的です。
審査で見られているのは、収入のみならず継続的な返済能力です。
審査の厳しさは審査会社によって変わりますが、
- 勤務形態や勤め先、勤続年数
- 年収に対しての返済比率
この2つが見られる点では共通しています。
勤務形態や勤め先については、大企業や公務員が有利です。
勤続年数は3年以上あるのが望ましいとされています。
また、ローンの返済比率に関してですが、収入の30%以下に抑えておけば問題ないでしょう。
夫婦で済むならペアローンという手もある
20代の夫婦でマンションを購入するのであれば、ペアローンを利用して夫婦の年収を合算し、ローンを組むことができます。
例えば、夫が年収400万円、妻が200万円だった場合は、年収600万円としてローンを組むことができます。
上記の通り、個人の年収が十分でなかったとしても、合計した額で条件の良いマンションを購入することができます。
20代でマンションを購入する5つのメリット
続いて、20代でマンションを購入するメリットをご紹介します。
- 健康状態の心配がない
- 立地のいい物件を選べる
- 賃貸よりも広い家に住める
- 将来的に返済が楽になる
- 住宅費が財産になる
1つずつ解説していきます。
メリット①:健康状態の心配がない
マンションを購入する際にローンを組むのが一般的です。
住宅ローンを組む場合、生命保険への加入が必須になり、返済中に万が一のことがあっても保険金で保障するために加入します。
この保険に加入するためには、そもそも健康状態が良くなければならず、20代のうちであればあらゆる病気のリスクが低いので、加入しやすいのです。
もちろん歳を取ったから加入できないわけではないですが、加入できない可能性も高まるのが現状です。
メリット②:立地のいい物件を選べる
20代でマンションを購入するのは独り暮らしか夫婦のケースが多いでしょう。
あまり広い部屋でなくてもいいのであれば、駅から近く周りの環境が整っている傾向にあるコンパクトマンションも選択肢に入ってきます。
コンパクトマンションは立地条件がいいものが多く、売却時にも立地は有利になる条件なので大きなメリットといえるでしょう。
メリット③:賃貸よりも広い家に住める
月8万円の賃貸物件に住むよりも、月8万円払うマンションのほうが広い間取りに住める可能性が高いです。
同じ住宅費でも、キッチンやお風呂の広さ、セキュリティ面でもマンションのほうが質のいいものになります。
住み心地がいい家に住める確率が上がるのは、賃貸よりもマンションでしょう。
メリット④:将来的に返済が楽になる
20代のうちは収入が少なく、ローンを組む際には現在の収入がベースになります。
少ない収入でローンを組んでいるので、歳を取って収入が上がると返済が楽になっていくのです。
また、定年までにローンを払い終えることができるのもメリットです。
年金で生活していく老後に債務が残らないので、将来は金銭的に余裕のある生活ができるでしょう。
メリット⑤:住宅費が財産になる
賃貸の場合、家賃を支払っても家やお金が返ってくることはありません。
しかし、マンションを購入しローンを払うのであれば、最終的に不動産が財産として残ります。
立地や築年数などで金額が上下してしまうのは仕方のないことですが、価値が0になることはないので、毎月の住宅費を財産に変えることができます。
20代でマンションを購入する4つのデメリット
続いては、20代でマンションを購入するデメリットをご紹介します。
- ローン審査に落ちる可能性が高い
- 収入が少なく条件が限られる
- 転勤や引っ越しがしにくい
- 結婚すると住み続けるのが困難になる可能性がある
1つずつ解説していきます。
デメリット①:ローン審査に落ちる可能性が高い
住宅ローンには支払い能力などに関する審査があり、ローン会社によっては厳しい可能性があります。
収入や継続年数を審査され、社会人としての経験が浅いうちは審査に通りにくいでしょう。
住宅ローンの審査に落ちてしまったことで、希望の物件に入居できなかったという事例もあります。
デメリット②:収入が少なく条件が限られる
やはり最大の懸念点として収入の面が挙げられます。
マンションは大きな買い物になりますし、その後も無理なく住宅費を払っていかなくてはなりません。
どれだけいいマンションでも、予算外であれば諦めなくてはなりません。
そのため、間取りや立地などどれかしらに妥協が必要になるでしょう。
デメリット③:転勤や引っ越しがしにくい
いざ住み始めたら周りの環境があまりよくなかったり、転職することになったりと引っ越ししたい理由が見つかるかもしれません。
賃貸物件であれば解約してほかの家を契約すれば事足りますが、マンションを購入してしまったらそうもいかないのです。
買い手や借り手が見つからなくては、安易に引っ越しもできないので慎重に吟味して購入しましょう。
デメリット④:結婚すると住み続けるのが困難になる可能性がある
独り暮らしでマンションを購入した場合、結婚すると部屋の広さや立地に満足いかなくなるかもしれません。
夫婦であっても子供が生まれ家族構成が変わると、物件として物足りなく感じる可能性もあります。
相手方の家庭の事情により、マンションを手放さなくてはいけないケースもあります。
結婚や出産といった大きなライフスタイルの変化があることは考える必要があるでしょう。
20代がマンションを購入する上での4つの注意点
マンションの購入は大きな買い物です。
特に20代であれば初めての購入の場合が多いので、注意点を抑えながら慎重に選んでいくことが重要です。
不動産に関する知識もつけておくと、より賢い選択ができるので多少なりとも学んでおいて損はないでしょう。
では、マンションを選ぶ際の注意点について解説していきます。
安易にフルローンを選ばない
不動産の中には頭金なしのフルローンで支払いが可能なものもあります。
現在まとまった額が用意できないからといって安易にフルローンを選んでしまうと、最終的に返済額が大きくなってしまいます。
初期費用の節約ができても、支払っている額が大きくなってしまったら意味がありません。
フルローンが可能だからと言って、軽い気持ちで選ばないようにしましょう。
勧誘の情報を鵜呑みにしない
マンションの購入を悩んでいると、甘い言葉で勧誘されることもあるでしょう。
しかし、住宅ローンを支払っていくのはあなた自身です。
安く契約できるからと言われ、安易に契約してしまったが、その物件は立地などの条件が悪く高値で売ることはできない物件だったというケースもあるので、自分の目できちんと確認してから購入しましょう。
周辺の環境もチェックする
部屋の内装や設備がどれだけ素晴らしくても、生活していく場所なので周りの環境もきちんとチェックしていきましょう。
例えば、最寄り駅までどのくらいかかるのか、食品や生活用品などの買い物はしやすいのか、日当たりはいいのかなどを確認します。
また、住民がいるのであれば、その人たちの雰囲気は合いそうか、騒音はないかなども確認したほうがいいでしょう。
その家で生活することを想定して、住みやすい環境にあるのかを判断していきましょう。
日中と夜、平日と休日では雰囲気が違うことも多いので、時間帯や日にちを変えて周辺を散策してみると、新しい発見があるかもしれません。
維持費がかかることも考える
物件価格だけではなく、ほかにも費用がかかってくることは先に把握しておきましょう。
まずは、購入時の税金や手数料です。
これらは物件価格の3~5%ほどかかってくると言われています。
購入後には、住宅費だけでなく、マンションを管理していくための管理費と修繕積立金がかかります。
契約次第では駐車場代や庭の使用量がかかってくる場合もあります。
20代でマンションを購入するなら中古マンションがおすすめ【4つの理由】
20代でマンションを購入するのはできますが、おすすめなのは中古マンションです。
中古と聞くとあまりいいイメージではないかもしれませんが、新築と変わりないレベルのマンションも多く存在します。
中古マンションのメリットについて紹介していきます。
理由①:新築マンションよりも安い
マンションを含む「家」というのは、誰かがそこに住んだ時点で価格が下がってしまうものです。
そのため、新築マンションよりも中古マンションのほうが安く購入できます。
同じ立地、間取りなど条件が同じであれば、中古マンションは新築マンションの半額で購入できるとも言われています。
収入面で不安のある20代でも、購入することができる金額のマンションがとても多いのです。
理由②:購入前に部屋をチェックできる
新築マンションは、マンションが完成する前から募集が開始されるので、内覧できないまま契約、入居する可能性が高いです。
一方、中古マンションは建物が完成しているので、住民がいなければ内覧することができ、自分の目で部屋の雰囲気を確かめることができます。
理由③:住民同士の雰囲気をつかみやすい
新築マンションは、同じマンションにどんな人が住むのかがわかりません。
一方、中古マンションは、もうすでに周りに住民がいる状態での入居になります。
そのため、内覧などで様子を見に行った際に、住民同士の雰囲気も確認できます。
事前に雰囲気やどんな家族構成が多く住んでいるのかを確認できれば、騒音や隣人トラブルに巻き込まれることも少ないでしょう。
理由④:購入後の価格下落幅が小さい
マンションは建てられてから15年ほど経つと、価格下落率が落ち着く傾向にあります。
そのため、中古のほうが購入価格と比べたときの差が少ない値段で売ることができるでしょう。
また、先に建てられた建物のほうが立地のいい場所にあるので、新築マンションよりも中古マンションのほうが条件がいい傾向にあります。
立地の良さは売却する際に価値の下がりにくい条件です。
そのため立地のいい中古マンションが、将来を見据えたうえで堅実な判断だともいえるでしょう。
20代でマンションを購入するなら中古マンションがおすすめ
20代でもマンションを購入することは可能ですが、選択肢に中古マンションを入れてみるのがおすすめです。
新築に強いこだわりがないのであれば、比較的安く将来的に価値の落ちにくい中古マンションは魅力的な物件なのではないでしょうか。
中古マンションを購入し、住宅費を抑えることでゆくゆくはリフォームやリノベーションをして、ライフスタイルに合わせた空間を作ることができるのもポイントです。
マンションを購入しようか悩んでいる方は、様々な物件に目を向けてみてください。
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この記事を書いた人
フリーライターとして活動しています。現在は都内で暮らしていて、仕事場としても充実しているより良い家を探しています。将来は素敵な家で、ペットに囲まれて暮らしたいです!趣味はライブやフェスに行くことで、好きなバンドはクリープハイプ。小説や漫画、映画も大好きです。
たむたむ
20代女性