子育て支援

何もないなんて言わせない!荒川区の子育て支援の内容

荒川区が子育てしやすいと聞いたのですが、どういった子育て支援があるのでしょうか?

といった悩みにお答えします。

本記事の内容

  • 下町の雰囲気漂う荒川区の住みやすさと子育て環境
  • 荒川区の独特な子育て支援
  • 荒川区のおすすめスポット

東京23区の中で22番目に小さい荒川区。

隅田川沿いに工場が立ち並び、ものづくりの街として栄えました。

繊維のまちとして観光スポットになっている「日暮里繊維街」をイメージする人も多いのではないでしょうか?

「子育てするには治安が心配…」と思われていた荒川区ですが、現在は、再開発が進んだことで街はきれいに整備され、子育て世代を中心に注目されています。

昔ながらの風情を残しつつ、新しい街づくりで進化している荒川区の子育て事情を紹介します。

東京の子育てしやすい区については、以下でも詳しく解説しているので参考にしてみてください。
【東京】重要視するのはなに?子育てしやすい区10選!

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下町の雰囲気漂う荒川区の住みやすさと子育て環境

下町の雰囲気漂う荒川区の住みやすさと子育て環境

荒川区は、東京23区の北東部に位置し、東西に細長い区です。

隣接する区は、文京区・台東区・墨田区・北区・足立区で、下町風情が色濃く残る街です。また、北側の区境に隅田川が流れています。

隅田川沿いに、金属・印刷関連・自転車・鉛筆などを作る工場があり、ものづくりの街として発展しました。現在は、再開発により公園などが整備され、マンションの建設が続いています。

また、日暮里にある「日暮里繊維街」は、90軒以上の生地のお店が集まるとして観光スポットになっています。

2021年には、ふらっとにっぽり(日暮里地域活性化施設)がオープンし、ミシンのレンタルやワークスペースも完備され、日暮里を訪れた人の憩い場として提供されています。

次に荒川区の住みやすい環境と子育て環境を説明します。

10路線の乗り入れでアクセス抜群!

荒川区は小さい区ながら、

  • JR山手線、京浜東北線、常磐線、宇都宮線・高崎線
  • 東京メトロ 千代田線、日比谷線
  • 京成電鉄 成田スカイアクセス線
  • 都電荒川線(東京さくらトラム)
  • つくばエクスプレス
  • 日暮里ライナー・舎人ライナー

10路線が乗り入れており、都心だけでなく千葉や埼玉、茨城方面へのアクセスがしやすく、また、成田スカイアクセス線の開通により、出張など空港を利用する人にも移動しやすい街となりました。

東京23区内でも路線の乗り入れが多い荒川区は、通勤・通学だけでなく、休みの日のレジャーにも最適な区であるといえます。

エリアによって治安状況が違う

荒川区は漠然と「治安が悪い」と思われがちですが、実際はエリアで大きく変わるようです。

荒川区全体の犯罪件数は平成25年の2,386件から1,078件と年々減少しています。

特に侵入窃盗と自転車の窃盗が半分以下に抑えられています。

尾久周辺は住宅街がメインとなるので、犯罪も少なく治安が良いといえます。

しかし、街灯が少ないので、夜道が暗く一人歩きは注意する必要があります。

荒川周辺は観光客が多くまた飲み屋街があり、路地なども多くあります。

その影響もあるのか、ひったくりなどの犯罪が目立ちます。

南千住は比較的犯罪が少なく子育て世代が安心して暮らせるでしょう。

なかなか解消されない待機児童

荒川区によると、2021年4月現在で21人と発表しています。

保育園の新設により平成26年に待機児童が8人まで減少しました。

しかし、待機児童が減少したことで「荒川区は保育所に入りやすい」と考え、区への転入が増えたことで待機児童問題が解消されなかったようです。

また、荒川区は東京都で2番目に小さい区ということもあり、保育所を建てる土地に限りがあることも関係し待機児童の減少に苦戦しています。

この土地の問題を解決するために、公園内に保育所を作ったことも話題になりました。

荒川区の独特な子育て支援

荒川区の独特な子育て支援

通勤・通学のアクセスがよく、待機児童問題にも積極的に取り組んでいる荒川区の子育て支援を紹介します。

荒川区らしい独特の取り組みは、温かみのある下町風情のなごりのように感じます。

あらかわキッズ・マザーズコール24

「あらかわキッズ・マザーズコール24」は、荒川区在住の

  • 妊婦
  • 18歳未満の子どもがいる保護者

が利用できる、妊娠や育児についての相談を24時間・年中無休でおこなっている支援です。

相談内容に応じて、医師や心理職など資格を持った専任スタッフが対応してくれるので、「この相談は誰にしたらいいの?」など迷わずに頼ることができます。

親子ふれあい入浴券

東京23区内でも珍しい取り組みで、親子関係を深めることを目的とし無料で銭湯に入れるサービスです。

条件は、

  • 小学生以下の子どもと保護者
  • 入浴は当日1回限り

入浴券は各ひろば館やふれあい館、子育てサロンなどで配布されています。

また、区役所の子ども家庭部子育て支援、各実施浴場で手に入れることができます。

家庭のお風呂と違うので、マナーの学ぶよい機会にもなりそうですね。

あらかわすくすく子育てアプリ

荒川区の「あらかわすくすくアプリ」は、妊娠中から使えるアプリで妊婦健診の記録や、子どもの成長を記録できるアプリです。

また、子育てに関する地域の情報の取得や、予防接種のスケジュール管理もできます。

予防接種のスケジュール管理では、予定日前に通知がくるので、予防接種の予定を忘れずにすみ、助かります。

ツインズサポート

双子や三つ子などの多胎児を育ている家庭を支援するために、健診などの移動に使うタクシー代や、一時預かり、保育などの利用料の助成をしています。

対象となる事業所を利用することで、助成されます。

タクシー利用…限度額2万円
一次預かり、保育料の半額を補助…限度額2万円

新生児・3歳児への絵本の贈呈

荒川区では、親子のコミュニケーションのひとつとして、新生児と3歳の子どもに絵本を1冊プレゼントされます。

絵本は、言葉や物への興味など子どもの成長にとって大きな影響を与えるアイテムです。何を選らべばいいか迷う人にとって、今後の本選びの参考になるでしょう。

荒川区のおすすめスポット

荒川区のおすすめスポット

外に出ることきに気になるのが、子どもを連れて行ける環境かどうかが気になるポイントです。荒川区には、子連れでも遊びにいきやすい施設があります。

ゆいの森あらかわ

2017年(平成29年)3月にオープンした、「ゆいの森あらかわ」は、幼児施設の機能も備えた中央図書館です。

  • えほん館
  • 遊びラウンジ
  • 託児室

が完備されており、子どもも楽しめる図書館となっています。

託児室では、生後6か月~就学前の子どもを1時間500円で預けることができます。

子どもは託児室にお任せして、カフェでお茶を飲んだり、本を読んだり、たまには自分の時間を満喫するのもいいでしょう。

子育て交流サロン

荒川区内21カ所にある「子育て交流サロン」は、日中自由に過ごせるスペースが設けられている親子のための施設で、

  • フリースペースの解放
  • 工作、水遊びなどのイベント
  • 相談
  • 身長・体重測定

などを行っています。

他の親子との交流の場に使ったり、サロンスタッフと話したり、ほっと一息つける安心できる場所になっています。

あらかわ遊園

現在、リニューアル工事の為休園中のあらかわ遊園。

リニューアルオープン予定は2022年の春頃となっているようです。

リニューアル前は、祖父母と楽しめる遊園地として区民に愛されていたあらかわ遊園がリニューアルし、どのような姿に生まれ変わるか楽しみです。

まとめ

治安が悪く「子育てするにはどうかな?」と思われていた荒川区も、再開発と共に子育て支援や子育て環境が見直されています。

区自体が小さいこともあり、大きな公園などはありませんが、その分施設内の設備を充実させ、子どもが遊べる場所の確保を工夫して作っています。

荒川区は住宅や商業、工業地帯が密集し、建物の老朽化が進んでいることも問題になっており、今度も街全体の再開発を進めて行くと発表しています。

下町風情を残しつつ、今以上の賑わいのある街を期待できる荒川区へ住んでみませんか?

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この記事を書いた人

hitomin.to

30代女性

元アパレル販売員。妊娠を機にたくさんの洋服に溢れた生活から卒業するため断捨離に目覚めました。
現在は「必要なもの・長く使えるものだけ」、たまに「心ときめくもの」を吟味して買い物をする日々を送っています。
また、サスティナブルな洋服を作っているブランドとの出会いで「サスティナブル」「エシカル」に興味津々。
自分にできる事を模索中です。

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