子育て支援

再開発で生まれ変わる中野区!子育て環境と子育て支援を紹介

中野区が子育てしやすいと聞いたのですが、どういった子育て支援があるのでしょうか?

といった悩みにお答えします。

本記事の内容

  • 中野区の魅力と子育て環境
  • 中野区の子育て支援
  • 中野区の子どもと行きたい遊び場を紹介

サブカルチャーやオタクのイメージがある中野区ですが、中野駅前の再開発によりそのイメージは払しょくされています。

2001年から始まった再開発により、中野駅前は整備され駅前にデッキができました。そのデッキを渡り歩いていくと中野セントラルパークが見えてきます。

中野セントラルパークには2つのビルと2つの大学があり、そのの間には中野四季の森公園が設けられ、洗練されたスタイリッシュな印象に生まれかわっています。

少しずつ雰囲気が変わり始めた中野区が子育てファミリーに注目されている子育て環境を紹介します。

東京の子育てしやすい区については、以下でも詳しく解説しているので参考にしてみてください。
【東京】重要視するのはなに?子育てしやすい区10選!

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中野区の魅力と子育て環境

中野区の魅力と子育て環境

中野区は東京23区の西部に位置し、新宿区、渋谷区、杉並区、豊島区、練馬区と隣接しています。

中野区には専門学校が多く点在し、多くの漫画家が住んでいたことも有名で、杉並区や練馬区と同様、マンガやアニメーション制作が盛んな街です。

現在もアニメ制作会社の集積地となっており、その文化は継承されています。

大きな商業施設が少ない中野区の生活の中心となるのが商店街です。中野区には個人経営のお店も多く、季節ごとのイベントも開催されています。

主要駅へのアクセスの良さ

中野区は、

  • JR中央線快速・総武線
  • 西武鉄道新宿線
  • 東京メトロ東西線・都営大江戸線

新宿駅や東京駅といった主要駅までのアクセスが1本と路線数が少なくても利便性の良い街といえます。

また、新宿区や渋谷区、豊島区といった繁華街に隣接していることもあり、電車だけでなくバス路線も充実しています。

サブカルチャーの聖地

1966年に建てられた10階建ての中のブロードウェイ。

開業当時は高級ファッションビルとして中野の中心として栄えていました。

昭和情緒を色濃く残る「サブカルの聖地」の始まりは、小さな古本屋のオープンです。

小さな古本屋「まんだらけ」のオープンがきっかけで、マンガや映画、おもちゃアニメなどのマニアショップ、サブカルチャー関連のお店が増えたそうです。

中野駅中心に大規模な開発

「文化を原動力とした中野100年のまちづくり」を掲げ、環境・防災性に優れた都市機能の整備 中野全体の活性化につなげるために大きな再開発が進められています。

再開発のきっかけになったのが、2001年に警察大学、警視庁警察学校が府中に移転したことです。

駅前に広大なスペースが生まれたことで、

  • 古い木造住宅が多い
  • 避難場所となる公園がない
  • 道路が狭い

など、防災上問題があったこともあり開発は進みました。

すでに中野駅南口には駅前1分の場所にオフィス棟と住宅棟の高層ツインタワーの工事が進められており、2024年にオープンを予定しています。

また、2029年のオープンに向け中野駅北口に「NAKANOサンプラザ」が建設されることが発表されています。

「NAKANOサンプラザ」には、大ホール、ホテル、オフィス、レジデンス、商業施設が入る予定になっており、屋上広場にはまちとつなぐ緑のネットワーク「サンプラザの森」が作られるようです。

気になる中野区の治安

警視庁のデータによると、中野区の侵入窃盗、非侵入窃盗(自転車などの盗難)を中心に犯罪件数が大幅に減少しています。

犯罪件数の合計数は平成22年度に4,600件だったのが令和2年に2058件までと半分以上の数字になっています。

大きな商業施設や繁華街がないことで治安もよく、子育てファミリーに安心して住める街といえます。

中野区の待機児童

中野区では、2017年に375人いた待機児童数は、年々減少し、2020年には74人になっています。

しかし、待機児童の解消のために保育士などの確保など、急ピッチで整備を進めているもの、まだ待機児童は解消されていないのが現状です。

保育所などに入れるのは少しむずかしい区といえます。

待機児童が多い中野区ですが、子育て支援が充実しているため、子育てしやすい環境です。次の章で子育て支援について詳しく紹介します。

中野区の子育て支援

中野区の子育て支援

都心へのアクセスも良く、治安の良い中野区は今後も再開発により賑わいを見せるでしょう。

そんな住みやすい中野区の子育て支援はどのようなものがあるのでしょう。

かんがるープランの作成でこども商品券贈呈

妊娠20週以降にすこやか福祉センターで「かんがるー面接」を受け、「かんがるープラン」の作成をすると中野区内で使える、「こども商品券」(10,000円分)がもらえます。

「かんがるープラン」は妊娠から出産、育児まで一貫した支援のために作成します。

「かんがるープラン」を作成しておくことで、妊娠~出産子育て期の間の適したサービスや施設を紹介してくれます。

また、「こども商品券」は区内でも利用できる店舗が触れているので、ぜひ「かんがる―面接」を受け、「かんがるープラン」を作成しておくことをお勧めします。

産後家事・育児支援事業

1歳未満の子どもを育てる家庭が利用できる「産後家事・育児支援事業」は、家事育児サポーターが自宅を訪問し、

  • 家事全般(食事・洗濯・掃除・買い物)
  • 兄弟の保育園などの送迎
  • 健診同行
  • 育児の補助(授乳・おむつ替え・沐浴)
  • 育児の相談

を行ってくれる支援です。

日々1人で行うと大変な家事を分担できるので、身体的にも助かり、育児の相談も気軽にできるので息抜きにもなります。

料金は1時間800円で、上限時間は20時間となっています。

ファーストバースディ事業

令和2年に始まったばかりの新しい事業です。1歳を迎える子どもの家庭に、

  • 第1子…子育て用品のカタログギフト10,000円分
  • 第2子…子育て用品のカタログギフト10,000円分+こども商品券10,000円分
  • 第3子…子育て用品のカタログギフト10,000円分+こども商品券20,000円分

上記の育児パッケージの配布と、子育て支援の情報提供と相談支援を行います。

受け取るには、中野区か送られてきたアンケートに回答し、期日までに返送する必要があります。

忘れないように後回しにせず、すぐに返送しましょう。

子育てなかま作り事業

中野区には児童館が18カ所あり、地域の子育てを応援している児童館では、、親子が交流できる場「乳幼児親子専用のお部屋」を提供しています。

また、楽しく遊びながら親子の交流できる時間を作るため、児童館では月齢に合わせたイベントを定期的に開催しています。

コロナ禍に伴う保育所などの休園によるベビーシッター

コロナにより保育園が臨時休園になった場合に、東京都が認定するベジ―シッター事業者を利用した際に、ベビーシッター代が助成されるサービスです。

  • 利用料金は、1時間150円
  • 利用時間は午前7時から午後10時までのうち、1日11時間が上限
  • 月の上限は220時間

保護者の判断による登園自粛には利用できず、あくまでも区や保育園の判断による(登園自粛要請など)休園の際に利用できるサービスなので、ご注意ください。

中野区の子どもと行きたい遊び場を紹介

中野区の子どもと行きたい遊び場を紹介

子どもと遊べる遊び場が近くにあるのは、子育てファミリーにとってとっても重要です。

中野区にある公園と雨の日にも遊べる施設を紹介します。

中野区立広町みらい公園

広町みらい公園は、2019年にできた新しい公園です。傾斜地に広がる芝生の上に、大型遊具が設置してあり、遊んでいるだけで体が鍛えられそう。

夏季限定で水遊びができるエリアもあります。

公園内の至る場所にテーブルやベンチがあるので、ピクニックやランチにもぴったりです。

また、園内には予約制の「体験学習センター」がありリトミックや産後ヨガなどのイベントも開催されています。

中野区立 平和の森公園

平和の森公園は、約54,700平方メートルの面積を誇る中野区の中でも最も大きい公園で、防災公園としても役目を担っています。

大きな築山すべり台とクライミングウォー、アスレチック遊具などが子どもたちに人気の公園です。

また、多目的運動場や、ドッグラン「犬の広場」があります。

園内には1,200平方メートルの噴水広場があり、散策やウォーキングをしたり、のんびり過ごせる公園です。

中野セントラルパーク

子どもが遊べる遊具はありませんが、オフィスの前にはきれいに手入された芝が広がる公園です。

樹々が生い茂り陰になる場所もあり、平日にはキッチンカーが来たりと手ぶらでピクニックを楽しめます。

公園内にはじゃぶじゃぶ池があり、夏場は噴水が吹き上がりびちょびちょになりながら水遊びする子どもたちで溢れます。

こどものあそびば

カフェ内にキッズスペースが併設されたカフェです。
利用対象は、生後6か月~10歳までの子どもと保護者で、利用方法は

  • 1時間400円
  • ドリンク飲み放題
  • 飲食物持ち込みOK

です。

カフェ内には室内用の大型遊具や、トランポリン、ボールプール、おままごとセットなど子どもたちが喜びそうなおもちゃがたくさん用意されているので、雨の日の遊び場としてもおすすめです。

まとめ

再開発により、子育てファミリーが住みやすい街にしなった中野区。

今後も中野区駅前を中心にオフィスや住宅、そしてランドマークとなる「NAKANOサンプラザ」が建設され、さらなる盛り上がりを見せるでしょう。

待機児童が多い点は気になるものの、アクセスの良さや治安の良さは魅力的。長く住むことを考えると子育てしやすい中野区に住むことを検討してみませんか?

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この記事を書いた人

hitomin.to

30代女性

元アパレル販売員。妊娠を機にたくさんの洋服に溢れた生活から卒業するため断捨離に目覚めました。
現在は「必要なもの・長く使えるものだけ」、たまに「心ときめくもの」を吟味して買い物をする日々を送っています。
また、サスティナブルな洋服を作っているブランドとの出会いで「サスティナブル」「エシカル」に興味津々。
自分にできる事を模索中です。

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