清澄白河は住みたい街として人気急上昇中！その魅力と生活環境を解説

清澄白河に住みたいと思う人が多いみたいですが、どんな街ですか？あと、自分にとって住みやすい街かどうか判断したいので、家賃や治安など必要な情報を教えてください。

といった悩みにお答えします。

「清澄白河ってどんな街？」
「清澄白河の魅力は？」
「清澄白河はなぜ近年こんなに注目を浴びているの？」

東京都江東区にある清澄白河は、住みたい街として近年注目を集めている街です。

都心へのアクセスもよく、溢れんばかりの緑と下町情緒が魅力的な清澄白河は、もともと倉庫街として機能していた街でした。

そんな倉庫街が住みたい街として発展している理由はどこにあるのか。

清澄白河の街の魅力や暮らしの実情と共に解説していきます。

清澄白河の魅力は？

清澄白河という街の名前を、ここ数年でよく耳にするようになった方も多いのではないでしょうか？

住みたい街として人気急上昇中な清澄白河の魅力を、5つの視点から解説していきます。

個性的でおしゃれなお店が多い街

清澄白河は、個性的でおしゃれなお店が多い街です。

後ほど詳しく解説していきますが、近年はカフェの街として知られており、レトロでおしゃれな内装のカフェが数多く点在しております。

また、カフェのみならず、雑貨屋さんや紅茶専門店、花屋さんや古本屋さんなど、おしゃれでユニークなお店がいっぱいです。

しかも駅前のみではなく、このような個性的なお店は住宅街の中にポツリと点在しているところもあります。

清澄白河での暮らしは「こんなところにこんなお店があったのか」と新しい発見をすることが日常茶飯事です。

他の街ではみられない個性的なお店ばかりなので、知人が訪ねてきた際にはついつい街を案内したくなってしまいます。

清澄庭園や木場公園など美しい自然に溢れた街

清澄白河は、東京23区内の中でも特に美しい自然に溢れた街だといえます。

中でも代表的なのが「清澄庭園」です。

明治時代の大富豪「岩崎弥太郎」が完成させたこの庭園は、春になると満開のサクラが楽しめて、秋には紅葉が彩り、季節ごとにさまざまな景色を楽しめる癒しスポットです。

文化財保護法における文化財の1つである、国指定名勝にも指定されております。

清澄庭園以外にも、広大な芝生が拡がる木場公園ではピクニックやバーベキューが楽しめ、ランニングスポットとしても人気です。

また、清澄白川駅のすぐ近くには小名木川や隅田川が流れており、美しい水辺の景色を楽しめます。

清澄白河は、自然を通して四季の変化を感じられる素敵な街です。

抜群に治安がいい街

清澄白河は凶悪な犯罪とは無縁な、治安がよく暮らしやすい街です。

（出典：警視庁 区市町村の町丁別、材種別及び手口別認知件数 ）

これらの犯罪認知件数のほとんどは、万引き・自転車窃盗・置き引きです。

路上犯罪や空き巣などの凶悪事件は起きておりません。

また都市開発により駅前だけではなく、住宅街にも防犯カメラの設置が進んでいます。

女性の1人暮らしから家族連れまで、安心して暮らせる街なのです。

子育てに協力的な街

清澄白河がある江東区では、さまざまな子育て支援をおこなっております。

中でも妊娠中の不安を取り除くことを目的とした、「ゆりかご面接」には特に注力されています。

もちろん出産や産後に関わる相談も可能です。

ゆりかご面接を実施した方には、1万円分の商品券がプレゼントされています。

ひとり親家庭への支援や医療相談窓口の設置など、街全体として子育てを支援しています。

待機児童数も年々減少しており、子育て環境が整っている街だといえるでしょう。

ライフスタイルに合わせた物件が探せる街

清澄白河には、バラエティに富んだ住宅物件が揃っています。

昭和レトロな物件から、高層マンションまで、さまざまな物件が不思議と街の雰囲気に馴染んでいるのです。

自身のライフスタイルに合わせたピッタリの物件を探せる街です。

清澄白河の過去と現在。かつての倉庫街がアート・カフェの街へと変わった経緯

清澄白河はかつては物流の拠点となっていた街でした。

今でもその名残を残しつつ、アート・カフェの街へと変貌を遂げています。

清澄白河の過去から現在に至るまでを、さかのぼって解説していきます。

江戸時代初期から物流の拠点として栄えていた

清澄白河は、江戸時代から物流の拠点として栄えておりました。

徳川家康が塩を江戸市中に運ぶために工事を計画し、整備されたのが小名木川なのです。

川沿いには物資を貯蔵するための蔵が立ち並び、明治時代以降は物流の拠点としての機能はそのままに、蔵は倉庫へと変わっていったのです。

現在も隅田川沿いなどに、さまざまな企業の倉庫が立ち並んでおります。

アートの街へのきっかけは「東京都現代美術館」のオープン

駄菓子店や飲食店の中に混じって、アートを展示するギャラリーや、美術系の古書を扱う古本屋が点在する深川資料館通り商店街を抜けると、「東京都現代美術館」があります。

1995年のこの美術館のオープンをきっかけに、清澄白河はアートの街へと変貌していきます。

美術館には最新の現代アートを見るために日本全国から来場者が集まりました。

やがて美術館周辺には現代アートのギャラリーが多く出現し、本格的にアートの街として注目されるようになったのです。

また、ギャラリーの多くは、川沿いの倉庫をリノベーションして作られております。

柱が少なく天井が高い倉庫は、アートを展示するのにうってつけの物件だったのです。

1995年当時、物流の主流は陸路に変わりつつあり、空き倉庫が増え始めたタイミングでした。

このような偶然も重なり、倉庫街の特性を活かしてアートの街へと変貌をとげたのでした。

「ブルーボトルコーヒー」の日本一号店が出店

2015年2月に、サードウェーブコーヒーの代表的な存在であり、アメリカ西海岸で人気を集めていたブルーボトルコーヒーの日本一号店が清澄白河に出店しました。

なぜ日本一号店の出店が繁華街ではなく、物流とアートの街である清澄白河が選ばれたのでしょうか。

それは、倉庫や工場が立ち並び、その中に豊かな自然や住宅街もある清澄白河の街並みが、ブルーボトルコーヒーの本社があるオークランドに似ていることが大きな理由です。

清澄白河に出店したブルーボトルコーヒーは大きな話題を呼び、こだわりぬかれた美味しいコーヒーを求めて、多くの人が集まるようになりました。

カフェ激戦区となりおしゃれな雑貨屋さんも多数出店

ブルーボトルコーヒーの登場を機に、ノースウェーブコーヒーなど多くのカフェが出店し、アートの街に続いてカフェの街という称号も手に入れます。

それに付随して近隣にはおしゃれな雑貨屋さんも多数出店し、おしゃれな街として定着したのです。

もともと倉庫だった物件は、天井の高さが開放的な空間を生み、カフェや雑貨屋さんの物件としてもぴったりでした。

清澄白河の生活環境を4つの視点から分析

それでは、実際の清澄白河での暮らしはどのような感じでしょうか？

4つの視点で分析し、解説していきます。

清澄白河の家賃相場は？

清澄白河の家賃相場は以下の表のとおりです。

東京23区内でも家賃相場は高めとなっております。

ただし、築年数や駅からの距離にこだわりがなければ、安い物件を探すことも可能です。

江東区は近年人気が高まってきているエリアなので、将来的に今以上の家賃相場になることも予想されます。

近隣の人気エリアである門前仲町、森下の家賃相場は以下の表のとおりです。

やはり23区内でも家賃相場が高めとなっております。

清澄白河の交通の便は？

清澄白河駅は都営地下鉄大江戸線と、東京メトロ半蔵門線の2路線が通っています。

清澄白河駅から、都内の主要駅へのアクセスは以下表のとおりです。

主要駅まではどこでも30分以内でいけるので、通勤にはさほど時間はかからないでしょう。

清澄白河の買い物環境・飲食店は？

清澄白河駅周辺のスーパー・コンビニ・ドラッグストアの数は以下の表のとおりです。

24時間営業のスーパーもあるので、日用品の買い出しに困ることはないでしょう。

しかし、清澄白河駅周辺にはチェーン店の飲食店がほとんどありません。

牛丼店はなく、ファストフードは駅から徒歩9分の位置にモスバーガーが1軒あるのみ、ファミレスは駅周辺に2軒しかありません。

おしゃれなカフェは多いものの、安くて美味しいチェーン店があまりないのは、外食が多い方にとっては痛手かもしれません。

チェーン店を利用する場合は、お隣の門前仲町駅周辺で食事を済ませるとよいでしょう。

清澄白河の休日の過ごし方は？

前述した通り、清澄白河駅周辺では清澄庭園や木場公園などで自然に触れられ、おしゃれなカフェも多くあり、美術館やアートギャラリーで芸術に触れることもできます。

清澄庭園の近くには深川図書館があり、東京都現代美術館には美術図書館も併設されております。

清澄白河での休日の過ごし方は、都会の喧噪から離れてゆっくりとした時間の流れを楽しむ方が多いです。

清澄白河暮らしのメリット・デメリット

最後に清澄白河での暮らしのメリット・デメリットをまとめていきます。

清澄白河で暮らすメリットは？

清澄白河で暮らすメリットは、以下の通りです。

清澄白河で暮らすデメリットは？

清澄白河で暮らすデメリットは、以下の通りです。

清澄白河は古さと新しさを兼ね備えたお洒落な街

東京23区の中で、江東区は人口増加率1位の区です。

出生率も4位であり、江東区に移り住む方や、新しい家族生活を始める方が多いことがわかります。

清澄白河はそんな江東区でも一番人気のエリアです。

田舎暮らしが注目され、静かな穏やかな暮らしを求める人が多い現代。

自然が豊かな清澄白河の人気は、今後ますます高まっていくでしょう。

清澄白河への転居を検討されている方は、是非一度訪れてみてください。

豊かな自然と現代的なアート、美味しいコーヒーの魅力を味わっていただければと思います。

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この記事を書いた人

tameda

30代男性

都内の賃貸物件に、妻とウサギ×2の4人暮らし。
専業ライターとして自宅でウサギを眺めながらのんびり執筆する日々。
元々は会社員として飲食業に13年間従事。
コロナ濃厚接触者になり、約14日の自宅待機生活中に毎日夕飯を作って妻に食べてもらう生活にこの上ない幸せを実感、在宅ワークへの切り替えを決意し、今に至る。
趣味は10代の頃から続けているバンド活動。パンクバンドでベースを担当し、ライブハウスを沸かせている。