といった悩みにお答えします。
本記事の内容
- 江戸川区の特徴と子育て環境
- 江戸川区の充実した未就学児への子育て支援
- 江戸川区の子どもと行きたい公園を紹介
少し前まで飲み屋街や風俗街が多い「治安が悪そうだな」という印象だった江戸川区が、住みやすく、子育てしやすい街に進化しています。
2010年頃から再開発が始まり、現在、江戸川区小岩駅前を中心に街の再開発が進められています。
JR総武線小岩駅北口から徒歩2分ほどの場所を整備し、マンション、商業施設、保育所が入る複合ビルが2027年に完成予定です。
すでにマンションや大型スーパーなどが誕生し、子育て世代を中心に注目されています。
また、江戸川区は、全国に先駆けで「保育ママ制度」を導入した区で、「すくすくスクール」や「江戸川方式」と呼ばれる江戸川区独自の革新的な取り組みを進めている区です。
下町らしい街の一体感がありながらも、子育てがしやすく住みやすい街に進化し続けている江戸川区。
そんな江戸川区の子育て支援と、子育て環境について紹介します。
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江戸川区の特徴と子育て環境
江戸川区は、東京23区の東側に位置し、千葉県との県境にあります。江戸川区の西を流れるのが荒川で、南には東京湾を望みます。
東西に走る電車が充実している一方で、南北への交通機関はバスなどを乗り継ぐ必要があります。そのためバス路線が充実しています。
ベッドタウンとして発展し、2019年には人口が70万人を超え、合計特殊出生率は東京23区で2番目を誇っています。
しかし、東京23区内で4番目の広さを持つ江戸川区は人口が多くても、住宅が密集しすぎていないので、ごちゃごちゃしておらず、ゆとりを感じられる区と言えます。
また、江戸川区には伝統工芸品が多くあり、古くから伝わる職人の技を身近に触れることがでます。
続いて、江戸川区の子育てのしやすい環境を紹介します。
家賃が手ごろでスーパーが多い
東京23区内でも家賃相場の安さが上位の江戸川区。
河川の氾濫などの災害のリスクが心配されるエリアですが、「安全で災害に強いまちづくり」に力を入れ、スーパー堤防計画などの対策が進行しています。
また、安いスーパーや大型スーパーが多いので、買い物もスムーズ。経済的にも、時間的にも助かります。
気になる江戸川区の治安
江戸川区の治安は、東京23区の中でも真ん中くらいで、街によって異なるようです。
繁華街周辺は犯罪件数が多い傾向にあり、犯罪の内容としては、非侵入罪が多く特に自転車の窃盗が目立ちます。
江戸川区では、区・警察・地域団体が一体となり防犯活動を続けており、犯罪件数がピーク時の2000年の18,275件から、2020年には3,761件と大幅に減少しています。
繁華街などの近くのエリアを避けることで、安心して暮らせるといえます。
公園面積が都内第2位
江戸川区内には公園が492カ所あり、その公園総面積は都内で2番目の広さを誇ります。
「江戸川みどりの基本計画」により、公園内や公園までの道のりに植栽をし、どこでも緑を感じられる区になっています。
また、ウォーターフロントに位置する江戸川区の公園は水辺を利用した公園や親水緑道が整備されているのも特徴です。
子育て手当の補助支援が充実
子育て世代がもっとも気になるのが子育て手当の補助金制度。江戸川区では、児童手当のほかに区独自の取り組み「乳児養育手当」があります。
また必要な方に対して、出産費用の助成や認証保育園の補助金や、児童扶養手当、ひとり親家庭等医療費助成など多くの支援で子育て世代を支えています。
待機児童ゼロまでもう少し
江戸川区では待機児童問題を解消するために、認可保育園の新設や、ベビーシッター利用料に対する補助などの取り組みを実施していますが、2021年の発表によると、前年より154名減少しているものの1、2歳児を中心に待機児童はまだ発生しています。
人口が多いことと人気のエリアとして注目されていることもあり、待機児童の解消にはもう少し時間がかかるでしょう。
江戸川区の充実した未就学児への子育て支援
公園が多く、緑豊かな江戸川区は子育て環境がとても整っています。
また江戸川区は未就学児を育てている家庭への支援が多いので、初めての子育てに手探り状態の夫婦にも子育てがしやすい区といえます。
江戸川区独自の「乳児養育手当」
「乳児養育手当」は、赤ちゃんにとって大切な時期を子育てに専念することを目的とした経済的支援です。
毎月13,000円が支給されます。
受給資格は、
- 0歳児の子どもを養育している
- 生活保護を受けていない
- 子どもを認可保育園や小規模保育、事業所内保育所に預けていない
- 所得制限限度額未満
です。
江戸川区独自の「長期育休支援制度」
「長期育休支援制度」は全国初の取り組みで、2020年に始まった新しい制度です。
区民のワーク・ライフ・バランスの向上や待機児童を減らすことを目的に作られた「長期育休支援制度」は、国の育休制度に上乗せして、最長3歳の年度末まで育休を延長できる制度です。
制度の対象となるのが、区が認定した区内の中小企業と、そこに務める区民です。保護者には育休手当と同様の金額を支援されます。
えどがわママパパ応援隊
2022年1月にスタートしたばかりの「えどがわママパパ応援隊」は、3歳未満の子どもを育てている家庭を援助してくれるサービスです。
1時間500円で、
- 食事の支度・片付けなど家事全般
- 生活用品の買い物
- 育児の援助
- 検診などの同行
などが利用できます。
上限時間は子どもの人数によって異なりますが、20時間~最大240時間利用が可能です。
保育ママ制度
1969年(昭和44年)に導入された「保育ママ制度」は、仕事や病気で育児が難しいときに子どもを預かってくれる制度です。
保育士や看護師資格を持つ方や、育児経験のある方が区の認定を受け「保育ママ」として活動しています。
利用対象と料金は、
- 生後9週間から1歳未満の赤ちゃん
- 月額14,000円+雑費3,000円
- 時間外保育…1時間400円
です。
現在も約150人の「保育ママ」が活躍し、子育て世代を支えています。
江戸川区の子どもと行きたい公園を紹介
江戸川区の大型公園には、水族館や動物園などの施設が併設されいるとことも多く、非日常の空間を近場で体験できます。
走り回って遊ぶだけではなく、自然や動物を観察したり、触ったりすることも子どもの成長にとって大切なことです。
ぜひ、いろんな場所に遊びに行きましょう。
葛西臨海公園
東京湾を望む場所にある「葛西臨海公園」は、緑と人のふれあいをテーマに作られた公園です。
国内最大級のペンギン展示場がある水族館やバーベキュー場、高さ117mの日本最大級の観覧車など、1日では回り切れない広さの公園です。
芝生広場やわくわく広場など、日常に遊べる空間もあるので普段使いからレジャー使いまで幅広く利用することができます。
行船公園
行く船公園は大きく平成庭園と自然動物園の2つのエリアに分けられている公園で、園内全域がバリフリーになっており、ベビーカーでの子連れはもちろん、車いすの方でも散策できます。
自然動物園には、ペンギンをはじめレッサーパンダなどを観察できるエリアから、動物と触れ合えるふれあいコーナーなど、小さな子どもでも楽しめるエリアがあります。
また、思いっきり体を動かして遊べるジャンボスライダーやトレーニング広場など遊具も充実しています。
総合レクリエーション公園
東西約3キロメートル続き、さまざまな遊び場が連なっている総合公園です。
公園内は年齢や目的によってエリア分けされており、小さな子どもからお年寄りまで楽しむことができ、特に小さな子どもには「子ども広場」や「なぎさ公園」がおすすめです。
体を動かすのが好きな小学生には「富士公園」アスレチックがおすすめです。
また、夏には「虹の広場」水遊びのスポットとなり、噴水などや流れ落ちる滝で水遊びを楽しめます。
篠崎公園
30万平方メートル以上の広さを誇る篠崎公園は、広場やテニスコートや野球場、バーベキュー場などがあります。
また高さ3m以上の高木が6500本と、定義が11,000株も植えられているため、季節の花を楽しむことができます。
公園内には植え込みを挟んで二つの芝山と草地があり、高い建物がないため広々とした印象です。
遊具があるエリアは東側で、汽車型遊具など子どもたちがのびのび遊べる、ゆとりのある空間になっています。
まとめ
治安のあまりよくないイメージのある江戸川区は、犯罪件数も年々減っており、また再開発によって街が整備され、マンションが増えています。
また、江戸川区は自然豊かな大きな公園があり、独自の子育て支援の充実により子育て世代が満足して暮らせる街です。
下町の雰囲気も残しながら、のびのびと子育てできる江戸川区の暮らしをぜひ、検討してみてください。
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この記事を書いた人
元アパレル販売員。妊娠を機にたくさんの洋服に溢れた生活から卒業するため断捨離に目覚めました。
現在は「必要なもの・長く使えるものだけ」、たまに「心ときめくもの」を吟味して買い物をする日々を送っています。
また、サスティナブルな洋服を作っているブランドとの出会いで「サスティナブル」「エシカル」に興味津々。
自分にできる事を模索中です。
hitomin.to
30代女性