といった悩みにお答えします。
本記事の内容
- マンションにおけるインターネット回線の種類
- インターネット契約前に確認しておくべきこと
- マンション向けのインターネット光回線業者5選!
- インターネット回線業者のおすすめの決め方TOP3
「マンションのインターネット回線を引くならどこが良いか知りたい」
「マンションのインターネット回線で注意すべき点を知りたい」
このように考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
マンションのインターネット回線を選ぶ場合、その種類や対応しているエリアなどに気を付ける必要があります。
本記事では、マンションのインターネット回線の種類や契約前に確認しておくべきこと、インターネット回線の選び方をランキング形式でご紹介します。
ネット環境の整備は、今や私たちの生活に欠かせないものです。
是非、本記事を参考にして快適なインターネット環境を整えてみてはいかがでしょう。
マンションにおけるインターネット回線の種類
インターネット回線はマンションタイプと戸建てタイプで回線の設備や料金プランも異なるものです。
特にマンションタイプの場合、建物の設備によって利用できる光回線が変わってきます。
何も考えずに契約をしてしまったが、自身が住んでいるマンションでは利用できなかったというケースも考えられるでしょう。
ここでは、マンションにおけるインターネット回線種類について3つご紹介します。
- インターネット完備タイプ
- インターネット対応タイプ
- インターネット未対応タイプ
その①:インターネット完備タイプ
インターネット完備タイプは、マンションの管理費などにあらかじめインターネットの回線代が含まれており、入居後すぐにネットが利用可能なマンションです。
インターネット完備タイプであれば、ネット回線を別途契約する必要がなく、すぐに利用できる点がメリットといえるでしょう。
一見すると利便性が高く感じられますが、マンション全体で同じ回線を共同利用しているため、夜間など利用者が多い時間帯だと回線速度が低下するケースが考えられます。
インターネット完備と謳っていながらもYouTubeなどの動画視聴やオンライン授業での利用を禁止している物件もあるようです。
こうした回線速度面などに不満がある場合には、ご自身で別の回線を契約することも可能となっています。
その②:インターネット対応タイプ
インターネット対応タイプは、光回線などあらかじめ契約できるインターネット回線が決まっているタイプです。
ネットを利用するには、共有スペースから自室までの回線工事を行う必要があるものの、入居者が回線を契約し、開通工事が終わればすぐに利用できる点はメリットといえるでしょう。
回線状況に不満がある場合には、他のネットサービスに乗り換える必要があります。
状況に応じて光回線やテザリングを選ぶとスムーズでしょう。
その③:インターネット未対応タイプ
インターネット未対応タイプは、マンションにおいてインターネット回線が一切導入されていないタイプであり、自分自身でネット回線を導入する必要があります。
入居者自身が、自身の用途に合わせて自由にインターネット回線を決められる点はメリットといえるでしょう。
速い通信速度で快適に利用したい場合には光回線を契約したり、SNSや簡単な動画視聴が目的ならポケット型Wi-Fiやホームルーター、テザリングを利用したりするのがおすすめです。
但し、インターネット回線の設備を導入する場合、事前に管理会社やオーナーに許可を得る必要がある点には注意しておきましょう。
インターネット回線やプロバイダとの契約、開通工事などが完了すればインターネットが利用可能です。
インターネット契約前に確認しておくべきこと
マンションにおけるインターネット回線の種類についてお伝えしました。
マンションでインターネット環境を整える場合、ご自身がお住いになっているマンションがどのようなタイプに該当するかを確認することが重要です。
また、インターネットを契約する前にはいくつかの確認しておくべきポイントがあります。
一体どのような点を確認しておく必要があるのでしょうか。
ここでは、インターネット契約前に確認しておくべきことを詳しくご紹介します。
- エリアの確認
- 工事の可否を確認
その①:エリアの確認
インターネット契約前に確認しておくべきこととして、エリアの確認は非常に重要なポイントといえるでしょう。
光回線でインターネットの提供エリア内でない場合、契約自体ができないケースが考えられます。
また、ポケット型Wi-Fiやホームルーターなどの場合、エリア外だと通信速度が極端に遅くなったり、最悪のケースでは全く通信ができなかったりするケースが想定されるでしょう。
業者によっては一定期間内に解約すると違約金が発生するケースも少なくありません。
エリア外のために利用できず、別の回線を契約しないといけないうえに違約金まで発生してしまえば、非常にもったいないです。
転勤が多い方の場合、光回線だと毎回の開通工事が必要になるケースが考えられるため、ポケット型Wi-Fiやホームルーターを利用しているケースも多いのではないでしょうか。
転勤後の地域によってはポケット型Wi-Fiやホームルーターの利用できないエリアであるケースも想定されます。
万が一、ポケット型のWi-Fiやホームルーターを契約した後に通信ができないことが分かったら、業者の規定している期間内に解約するのも1つの方法です。
このようにサービスの提供エリア内であるかどうかはしっかりと確認しておきましょう。
その②:工事の可否を確認
マンションで光回線を利用する場合には、回線工事が可能であるかどうかを必ず確認しておく必要があります。
光回線を契約する場合、マンションやアパートといった集合住宅では、光回線を開通するのに宅外工事と宅内工事の2つの開通工事が必要です。
宅外工事とは、電柱からマンション内の共有スペースまでの工事のことであり、宅内工事とは共有スペースから自室までの工事となります。
契約する光回線の共用設備が、建物内に導入されていれば、宅内工事だけで済みますが、共用設備がない場合には宅外工事も必要です。
特に開通工事を行う場合には、マンションの管理会社やオーナーから許可を得たうえで行なわなくてはなりません。
インターネット完備のマンションであっても、契約したい光回線が開通していなければインターネット未対応タイプと同じであり、開通工事が必要である点にも注意しておきましょう。
また、建物の構造上開通工事が難しいケースも想定されます。
こうした場合や回線工事の許可が得られなかった場合には、光回線以外のネット回線としてポケット型Wi-Fiやホームルーター、スマホのテザリング機能などを検討するのも1つの方法です。
マンション向けのインターネット光回線業者5選!
インターネット回線の契約前に確認すべき点をお伝えしました。
では、実際にマンションのインターネット回線を契約する場合、数多くある業者の中からどこを選べばよいのでしょうか。
ここでは、以下の5つのおすすめ業者ついてご紹介します。
- ドコモ光
- auひかり
- Softbank光
- NURO光
- So-net光
おすすめ業者の内容を表で比較!
5つのおすすめ業者それぞれの月額料金などの内容はどのようになっているでしょうか。
おすすめ業者の契約内容を下表の通りまとめていますので、各社の特徴を見比べてみましょう。
業者名 | ドコモ光 | auひかり | Softbank光 | NURO光 | So-net光 |
2年間の実質料金 | 102,100円 | 52,640円 | 106,220円 | 41,660円 | 69,844円 |
月額料金 | 4,400円 | 4,180円 | 4,180円 | 2,090円~ | 4,928円 |
キャンペーン | 20,000円 | 60,000円 | 37,000円 | 25,000円 | 最大60,000円 |
セット割 | ドコモ | au | ソフトバンク ワイモバイル | ソフトバンク | au |
平均速度 (下り) | 249.9Mbps | 247.45Mbps | 305.79Mbps | 545.2Mbps | 312.19Mbps |
平均速度 (上り) | 205.5Mbps | 185.78Mbps | 209.45Mbps | 468.47Mbps | 244.27Mbps |
2年間の実質料金で比較するとドコモ光やSoftbank光は10万円を超える一方、同じ大手キャリアであるauひかりは5万円台となっています。
しかし、平均速度で比べると5社の中でも最も遅いようです。
このように、光回線業者を選ぶうえで、各社の料金内容や割引の内容、実際の通信速度などを比較するのが重要といえるでしょう。
ドコモ光
ドコモのスマホを使用している方がドコモ光で契約すると、毎月1,100円の割引が適用となります。2年間で26,400円もの節約につながります。
また、回線網も充実しており、auやソフトバンクと比べてもエリアカバー率が高い点も魅力でしょう。
ドコモ光のマンションタイプ料金やセット割の内容は下表の通りです。
月額料金 | 4,400円 |
工事料金 | 16,500円 ※キャンペーン対象で無料 |
契約手数料 | 3,300円 |
キャッシュバック | 20,000円 |
セット割引内容 | 毎月1,100円割引 |
auひかり
auひかりの場合、auスマホとセットで安くなる「auスマートバリュー」が適用され、1人あたりのスマホ料金が毎月最大で1,100円安く利用可能です。
家族3人でauを使用していれば、毎月合計で3,300円も賢く利用できるため、auスマホユーザーにはおすすめできる回線といえるでしょう。
auひかりのマンションタイプ料金やセット割の内容は下表の通りです。
月額料金 | 4,180円 |
工事料金 | 33,000円 ※キャンペーン対象で無料 |
契約手数料 | 3,300円 |
キャッシュバック | 最大60,000円 |
セット割引内容 | 毎月1,100円割引 |
Softbank光
ソフトバンクのスマホを利用している場合、Softbank光がおすすめです。
Softbank光では、スマホとセットで安くなる「おうち割」が実施されており、毎月最大1,100円の割引適用となるキャンペーンを実施中です。
関連キャリアであるワイモバイルを利用している場合でも毎月最大で550円の割引が利用できる点もおすすめできる理由としてあげられるでしょう。
また、Softbank光では、他社の光回線を解約する際に発生する違約金や撤去工事費用を最大10万円還元するキャンペーンも実施しています。
違約金などが実質かからないため、他社から乗り換えを検討している方にはおすすめです。
但し、キャンペーンを利用するには、違約金や撤去費用の証明書類が必要ですので、注意しておきましょう。
Softbank光の料金やセット割の内容は下表の通りです。
月額料金 | 4,180円 |
工事料金 | 26,400円 ※他社からの乗り換えだと実質無料 |
契約手数料 | 3,300円 |
キャッシュバック | 最大37,000円 |
セット割引内容 | ソフトバンクなら毎月1,100円割引 ワイモバイルだと毎月550円割引 |
NURO光
ソフトバンクのスマホを利用している方でエリア対象内の場合には、通信速度の速いNURO光もおすすめできます。
光回線業者の中で最も回線速度が速く、大容量の動画などを楽しみたい方にはおすすめの業者といえるでしょう。
また、マンションタイプだと全体契約と個別契約に分かれますが、全体契約なら月額2,090円からと非常に安い金額で高速インターネットが利用可能です。
提供エリアが限定されている点はデメリットといえますが、ソフトバンクユーザーであればセット割引対象にもなるため、おすすめできる業者といえるでしょう。
NURO光のマンションタイプの月額料金やセット割の内容は下表の通りです。
全体契約 | 個別契約 | |
月額料金 | 2,090円~ | 5,200円 |
工事料金 | 44,000円 ※キャンペーンにて実質無料 | 44,000円 ※キャンペーンにて実質無料 |
契約手数料 | 3,300円 | 3,300円 |
キャッシュバック | 25,000円 | 45,000円 |
セット割引内容 | ソフトバンク | ソフトバンク |
So-net光
So-net光はauひかりの提供エリア外のauユーザーにはおすすめできる業者といえるでしょう。
So-net光ならauとのセット割である「auスマートバリュー」に対応しており、工事費は月額料金割引で還元される仕組みになっています。
また、v6プラス対応の無線LANルーターも無料レンタルしている点もおすすめできる理由といえるでしょう。
So-net光のマンションタイプの月額料金やセット割内容は下表の通りです。
月額料金 | 4,928円 |
工事料金 | 26,400円 ※月額料金に含まれる |
契約手数料 | 3,300円 |
キャッシュバック | 最大60,000円 |
セット割引内容 | auなら毎月1,100円割引 |
インターネット回線業者のおすすめの決め方TOP3
おすすめの光回線業者を5つご紹介しました。
実質料金や月額料金、回線速度など各社の特徴は異なるもの。
実際に回線業者を決める場合にはどのような点を重視して決めると良いのでしょうか。
ここでは、インターネット回線業者を決める際のおすすめの決め方TOP3をご紹介します。
1位:契約している携帯キャリアで決める
マンションのインターネット回線の契約方法として、おすすめできるのが自身の契約している携帯キャリアで決めるといった方法があげられるでしょう。
光回線サービスの多くがスマホとセットにすることで月額料金が割り引かれるセット割を実施しているケースが多いです。
そのため、利用している携帯キャリアとセットで契約すると賢くネット回線を利用できるでしょう。
また大手キャリアの場合、エリアカバー率が高い点もおすすめできる理由としてあげられます。
2位:料金で決める
インターネット回線の契約方法として利用料金で決めるのもおすすめできる方法といえます。
インターネット利用料金などの通信費用は毎月支払いを行うものです。
毎月の固定費を安く抑えられれば、その分を預貯金や他のことに回せます。
快適なインターネット環境の整備も大切ですが、身の回りの生活レベルをなるべく落とさないためには利用料金の安さで選ぶのも1つの方法といえるでしょう。
また、工事費用などがかからないようなホームルータータイプやポケット型Wi-Fiを利用するのも料金を抑えられるため、おすすめできます。
利用料金で選ぶ場合の注意点としては、業者の口コミや通信エリアに対応しているかなどをチェックするのも重要です。
料金の安さだけで選んでしまい、通信エリア外であったり、通信に制限がかかってしまったりするケースが想定されます。
こうした点に注意しつつ業者を選ぶようにしましょう。
また、価格面だけで考えると、ホームルータータイプのネット回線やポケット型のWi-Fiを利用するのもおすすめです。
ホームルータータイプであれば、工事も必要ありません。
ルーターをコンセントに差し込むだけで利用可能であり月額料金も安く設定されています。
また、ポケット型のWi-Fiルーターの場合、最短即日で利用できる業者もあります
こちらも工事不要であり、Wi-Fi端末の料金や月額の回線料金だけで済むため、毎月の利用料が安く抑えられるでしょう。
外出先でもネット環境を利用したい方にもおすすめです。
3位:通信速度で決める
マンションのインターネット回線を契約する際には、通信速度で決めるのもおすすめの方法としてあげられます。
ホームルーターやテザリングは状況によっては回線速度も遅く、安定しないケースが多いです。
一方、光回線だと通信速度も速く安定しているのが特徴といえるでしょう。
また、IPv6に対応しているかどうかも光回線を選ぶうえで重要なポイントです。
光回線であっても近隣の利用者が多いと通信速度が低下してしまう可能性がありますが、IPv6対応の回線ならこうした影響もなく快適に利用できます。
Amazon Primeやネトフリ、HULUといったサブスクリプションサービスが充実してきた今、高品質なサービスを利用するには通信速度は重要なポイントです。
映画を見ている途中で動画が途切れてしまえば、せっかくの映画も思う存分楽しめないでしょう。
また、デイトレード取引を行う方やオンラインゲームを思い切り楽しみたい方も通信速度が速い回線業者を選択するのがおすすめです。
単純な回線速度で見ると、おすすめ業者としてご紹介したNURO光は国内で最も早い光回線を提供している業者となっています。
一般的なマンションタイプの光回線だと通信速度は下り最大1Gbpsが多いですが、NURO光は下り最大2Gbpsと圧倒的に速い速度を提供しています。
また、通常プラン内でも無線LAN対応ルーターやセキュリティソフトを無料で付帯されている点も大きなポイントといえるでしょう。
まとめ
本記事では、マンションにおけるインターネット回線の種類やインターネット契約前に確認すべきこと、おすすめのネット回線についてお伝えしてきました。
インターネットは、情報伝達手段としての面だけでなく、さまざまな面で私たちの生活に欠かせない存在となっています。
充実したネット環境が整えば、より快適な生活が送れる時代です。
そんな現代においてインターネット回線をどういったものにするかは非常に重要な事柄といえます。
是非、本記事を参考にして快適なインターネット環境を整えてみてはいかがでしょうか。
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この記事を書いた人
資格:宅建士、FP2級技能士(AFP)
地方銀行、不動産会社を経て金融や不動産関連の情報をお伝えするフリーライターとして活動しています。
実務で得た知見を活かして、記事を読まれる方の困りごと解決に役立てられたらと考えています。
逆瀬川勇造
30代男性