といった悩みにお答えします。
本記事の内容
- 世田谷区が子育てにぴったりな理由
- 世田谷区のネウボラ・チームの支援
- 世田谷区にある、風変わりな公園をご紹介
「三軒茶屋」や「二子玉川」など「住みたい街ランキング」でよく名前の出てくる世田谷区。
高級住宅街をイメージされる方も多いのではないでしょうか?
街の9割を住宅地が占めてる世田谷区は、閑静な住宅街が広がり、公園も多いので子育て世帯にお勧めの街です。
「住みやすさ」だけではない、子育てのしやすい世田谷区を紹介します。
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世田谷区が子育てにぴったりな理由
世田谷区は東京23区の南西部に位置し、杉並区と目黒区、そして南側には多摩川が流れ、多摩川を境に神奈川県川崎市と隣接しています。
大田区に次いで2番目に大きな街で、人口は東京23区の中で一番多く、区内の土地面積の9割以上を住宅が占めています。
世田谷区はJRと東京メトロ乗り入れていませんが、
- 東急田園都市線
- 東急東横線
- 京王井の頭線
など人気の駅を含む私鉄が乗り入れています。
また、住宅地を結ぶようにバス路線が走っているので都心へのアクセスには困りません。
また、高級住宅街としても有名で公園や街並みは整備されているので、街全体がきれいな印象です。
再開発により2011年に、「二子玉川ライズ」がオープンし、子育て世帯中心にさらに賑わいを見せました。
その後川沿いも整備され二子玉川公園が誕生し、ベビーカーを押した子育て世帯の憩いの場になっています。
安心して暮らせる治安の良さ
世田谷区は、成城だけでなく瀬田や代沢、二子玉川など高級住宅街が多く点在し、大使館や著名人が多く住んでいるため。警備が厳重にされています。
また、世田谷警察署の令和2年のデータを見ると、トータルの犯罪件数は減少の傾向が見られます。
しかし、商業施設付近は犯罪件数が万引きや盗難、粗暴犯などが起きているので、商業施設から距離のある街が安心して住めるといえるでしょう。
緑豊かな大きな公園が多い
子育てファミリーにとって公園が近くにあることはとても重要です。
世田谷区には、気軽に行ける公園だけでなく、自然豊かな大きな公園が点在しています。
代表的な公園は、「駒沢オリンピック公園」や「砧公園」、「世田谷公園」です。
他にも、風変わりな公園があるのも大きな魅力です。
詳しくは以下の章でご紹介します。
待機児童ゼロを達成!しかし残る問題
待機児童の多さがワースト1位だった世田谷区は、2020年に待機児童ゼロを達成しました。
待機児童数がピークだった2015年に私立の認可保育園数は80カ所だったのが、保育園新設の整備に力を入れたことで、2020年4月には99施設増え179カ所になっています。
また、保育園を増やすだけでなく保育の質の向上にも力を入れ、それぞれの地域の特色を活かした保育園作りをしています。
しかし、地域の特色を活かした保育園が増えたことで「あの保育園に入れたい」から預けていないケースもあるとのこと。
今後はこの解決に向けて整備を続けるようです。
世田谷区のネウボラ・チームの支援
世田谷区は、「子どもを生み育てやすいまち」の実現のため、支援制度として「ネウラボ」を開始しています。
「ネウラボ」とはフィンランド語で「相談・アドバイスの場所」を意味し、妊娠期から就学前までの乳幼児を支えるために生まれた制度です。
世田谷版ネウラボとはどんなものなのでしょう。
世田谷版ネウボラとは?
世田谷版ネウボラは、区・医療・地域が連携し、ネウボラ・チームは地区担当の保健師や母子保健コーディネーター、子ども家庭支援センター子育て応援相談員の専門家によって構成されています。
顔の見える相談支援体制なので、不安なときに相談しやすいのが特徴です。
また、メールで相談することもできます。
せたがや子育て利用券
妊娠届の提出と同時に、区内にある総合支所健康づくり課で妊娠期面接を行います。
この時に配布されるのが「せたがや子育て利用券」(10,000円分)です。
せたがや子育て利用券は、世田谷区の産前・産後サービスに利用できる券で、利用することで地域の子育て活動と繋がりを深めることができます。
以下のような場所で使用できます。
- マタニティヨガ
- ベビーマッサージ
- 親子交流会
- 母乳相談・乳房マッサージ
- 一時預かり
産後ケアセンター
「産後ケアセンター」は、全国で初めて世田谷区に作られた施設で、産後4か月未満のあかちゃんがいるお母さんを対象に、子育てで気になることの相談や気持ちの変化のサポートを24時間体制で行う施設です。
宿泊と日帰りで利用でき、タートル7日分利用できます。
利用料金は、
- 1泊2日で9,000円
- 1日ごとに4,500円増
- 日帰り:1日3,000円
せたがや子育て利用券も使えます。
育児に不安や疲れがある方、ご家族の援助が受けられない方が利用できます。
せたがや子育て応援アプリ
世田谷区では、子育て支援として「せたがや子育て応援アプリ」で、おむつ替えや授乳ができる施設を調べたり、子育て支援の情報や申請・手続きなどの情報を収集することができます。
区が実施する子育てイベントを一覧でチェックすることもできるので、児童館で親子の交流ができます。
預かりサービスの充実
世田谷区では、短期預かりから小学生の夜間の短時間預かりまで幅広い預かりサービスがあります。
近くに頼れる人がいない方にとって、心強い支援サービスです。
ほっとステイ
「ほっとステイ」は、「美容院に行きたい」や、「ちょっと1人で過ごしたい」というときに理由に関わらず利用できる預かりサービスです。
「子育てステーション」のほかに「おでかけひろば」の計21カ所で実施されています。
対象年齢や料金、利用時間は各施設によって異なりますので、ご確認ください。
ショートステイ・トワイライトステイ
ショートステイは、保護者の病気や、出産、介護などで一時的に子育てができない状況になった場合に、区が委託する施設で子どもを預かるサービスです。
対象となるのは、
- 世田谷区内に住む0~12歳以下の子ども
- 利用日数は1回につき7日以内
です。
トワイライトステイは、保護者が仕事などで帰宅が遅い場合や休日に不在の際に利用できるサービスです。
対象は、
- 世田谷区に住む小学生
- 利用日数は、年度を通して30日以内
です。
世田谷区内では、5カ所で実施されています。
ワークスペースひろば型
ワークスペースひろば型は、平成30年にスタートした、ゆるやかに働きたいというニーズに応えるために生まれたサービスで、世田谷区の5カ所で実施されています。
気軽に立ち寄れる「おでかけひろば」に、仕事ができるスペースが併設されており、ワークスペース利用者は子どもを預けることができます。
ワークスペース代は日額500円
預かり料金は2時間まで1,500円。延長は1時間ごとに1,000円追加(最大5時間まで)
利用の際には面談と、登録料(1,500円)、年会費(3,500円)が別途必要となります。
世田谷区にある、風変わりな公園をご紹介
冒頭でもお伝えした通り、世田谷区には自然豊かな公園がたくさんあります。
そんな世田谷区の中でも他にはなかなかない公園があるのでご紹介します。
馬事公苑
馬事公苑は日本中央競馬会(JRA)が運営する公園で、もとは1940年のオリンピックに向け馬術選手を育成する目的で開設された場所でした。
東京ドーム4個分の広さを持つ馬事公苑内には、馬術場だけでなく、日本庭園やケヤキ並み木、遊具のある広場など大人から子供まで幅広く楽しめる場所になっています。
現在は、施設整備工事中のため休苑しており、栃木県宇都宮市に事業を移転、縮小して運営されています。
リニューアルオープン予定は2023年の秋。
どんな姿になって戻ってくるの楽しみな公園です。
等々力渓谷公園
「こんなところに渓谷が?」という場所にあるのが「等々力渓谷公園」です。
等々力渓谷は東京23区唯一の渓谷で東急東横線「等々力駅」から徒歩3分の場所にあります。
ゴルフ橋の横の階段をおりるとすぐ、散策路が現れ、数種類に及ぶ樹木が生い茂り、野鳥の声が響き、水の湧き出る音が至る所から聞こえてきます。
等々力渓谷公園には、渓谷だけでなく、日本庭園や展望台などもあり、都会にいながら非日常を楽しめる場所です。
まとめ
高級住宅街として有名な世田谷区は、二子玉川ライズのオープンにより川辺が整備され、子どもの散歩やのんびり過ごす休日にぴったりの場所に生まれ変わりました。
また、待機児童のゼロを目指した取り組みにより、保育園が増え共働き夫婦も子育てしやすい環境になりました。
治安が良く緑の豊かな世田谷区で、ゆったりと子育てをしてみませんか?
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この記事を書いた人
元アパレル販売員。妊娠を機にたくさんの洋服に溢れた生活から卒業するため断捨離に目覚めました。
現在は「必要なもの・長く使えるものだけ」、たまに「心ときめくもの」を吟味して買い物をする日々を送っています。
また、サスティナブルな洋服を作っているブランドとの出会いで「サスティナブル」「エシカル」に興味津々。
自分にできる事を模索中です。
hitomin.to
30代女性