子育て支援

待機児童ゼロ実現!豊島区の子育てがしやすい街に急浮上した理由

豊島区が子育てしやすいと聞いたのですが、どういった子育て支援があるのでしょうか?

といった悩みにお答えします。

本記事の内容

  • 豊島区が子育てしやすい街ランキング総合2位に選ばれたわけ
  • 豊島区が住みやすい理由
  • 豊島区の独自の充実した子ども支援
  • 子どもと行きたい!魅力的な公園とレジャー施設

「豊島区」と聞いてもどんな街かピンっと来る人は少ないのではないでしょうか?

また、「池袋」と聞くと、「人が多くて治安がちょっと心配…」とイメージされる方も多いと思います。

実は、豊島区は2014年から「女性にやさしいまち」の実現のため子育て世代が住みたくなる取り組みをはじめており、その結果「子育てしやすい街」に選ばれているのです。

「子育てしやすい街」と呼ばれるために、豊島区は取り組んできた内容と、子育てがしやすい理由を紹介します。

東京の子育てしやすい区については、以下でも詳しく解説しているので参考にしてみてください。
【東京】重要視するのはなに?子育てしやすい区10選!

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豊島区が子育てしやすい街ランキング総合2位に選ばれたわけ

豊島区が子育てしやすい街ランキング総合2位に選ばれたわけ

豊島区が「子育てしやすい街」に選ばれるようになったきっかけになったのが、「消滅可能性都市」に指摘されたことです。

2014年に東京都内で唯一、「消滅可能性都市」に指摘された豊島区は、「女性にやさしいまち」を目指し、子育て世代が住みたくなる街作りに力を入れてきたことで「子育てしやすい街」に選ばれました。

女性目線で街を考えることで、子どもや高齢者まで幅広い層の人たちが住みやすくなると考えたからです。

待機児童ゼロ

豊島区の待機児童は、平成25年に270人いました。消滅可能都市と指摘されてから積極的に私立の認可保育所を増やしたことで、平成25年度9園しかなかった保育所の数は、令和3年には69園となったことで、平成29年、30年度に待機児童ゼロを実現することができています。

また、豊島区の保育の質に関しても魅力を持ってもらえるよう保育サービスの向上にも力を入れています。

ひとり親家庭への支援

豊島区では、ひとり親家庭の支援が充実しており、経済的支援はもちろん、就労支援や家賃補助など幅広くサポートしてくれる制度があります。

また、公式サイトでは、これからひとり親になる人に対しても「これからどんな手続きが必要なのか」がわかりやすく説明されています。

不安な時に気軽に相談できるので、とても心強いサービスがあります。

IT教育

豊島区は、豊島区の小中学校における児童1人1台の専用タブレットの活用促進に力を入れています。

コロナ禍による学習支援のための緊急対策としてタブレットを活用することで、生徒の学習と生活をサポートしていくために、Googleの教育向けツールを試行導入しています。

また、ICT環境を活用することで、今まで一方通行だった家庭への情報伝達(プリント配布など)のコミュニケーションができるようになるというメリットも期待されています。

豊島区が住みやすい理由

豊島区が住みやすい理由

豊島区は小さな区であるものの、池袋を中心に発展している街です。

交通・経済・行政は池袋が中心となっており、巨大ターミナルの池袋周辺には百貨店などの大型施設や飲食店が立ち並び東京有数の繁華街として栄えています。

一方で、「おばあちゃんの原宿」と呼ばれる巣鴨や駒込は下町の雰囲気が残る場所。

また、目白は緑が多い閑静な高級住宅街、雑司ヶ谷は学生が多い街。

さらに、長崎・千早は昭和の漫画家が住んでいたアパートや学生に向けらアトリエが作られたりと芸術を発信する街として文化人に好まれていました。

アクセスの良さが抜群!

池袋駅は新宿に次、1日270万人の乗降客が集中する駅です。

また、都心部へのアクセスだけではなく、埼玉方面へのアクセスしやすい駅です。

池袋駅に乗り入れる主な線としては、

  • JR山手線
  • JR埼京線
  • JR湘南新宿ライン
  • 東京メトロ丸の内線
  • 東京メトロ有楽町線
  • 東京メトロ副都心線
  • 東武東上線

など9路線が乗り入れており、首都圏はもちろん、埼玉方面や神奈川方面まで網羅しています。

通勤や通学はもちろん、旅行や遊びに行くときにもアクセスしやすい街といえます。

子どもと遊べるレジャー施設、公園が充実

豊島区で有名なレジャー施設といえば池袋にある「サンシャイン水族館」です。

しかし、豊島区は「まち全体が舞台の、誰もが主役になれる劇場都市」という都市構想のコンセプトを掲げ、池袋周辺の4つの公園の整備を進め、2016年に南池袋公園がリニューアルオープンしています。

その後、順に4つの公園のリニューアルが完成し多くの子育てファミリーで賑わっています。

豊島区の独自の充実した子ども支援

豊島区の独自の充実した子ども支援

豊島区では、子育て支援に関する情報をわかりやすく発信するための子育て応援サイトが開設されており、「行政サービス」、「相談先」、「施設及び窓口」などの情報がわかりやすく整理されているので知りたい情報の検索が簡単に行えるようになっています。

としまもっと見る知るアプリ

令和3年4月12日からはじまった子育てアプリ「としま もっと見る知る」。

このアプリは妊娠期から活用できるアプリで、

  • 妊娠中の記録
  • 地域の育児情報の配信
  • 予防接種のスケジュール作成

などができます。

予防接種のスケジュールは複雑で、忘れてしまうと大変なのでプッシュ通信で知らせてくれると助かります。

ファミリー・サポート・センター事業

豊島区の「ファミリー・サポート・センター」とは、

  • 子育てを手助けしてほしい人…利用会員
  • 子育ての手助けができる人…援助会員

都が、登録をおこない、区(センター)が調整や橋渡しをしお互い助け合いながら子育ての相互援助をおこなっています。

主な内容としては、保育施設までの送迎や、学童後の預かり、保護者の幼児の時の預かりです。

バースティ訪問

豊島区がおこなっている「バースディ訪問」は子どもの1歳の誕生日のお祝いに子ども支援センターの相談員が絵本をプレゼントしに来てくれるサービスです。

その際、子育てで困っていることや悩みを相談できます。

子どもスキップ

「子どもスキップ」とは、小学生を対象にした支援で、学校の教室や校庭、体育館を利用した子どもの放課後の居場所です。

子どもスキップでは、自主的に遊んで子ども同士の交流を広げるほか、地域の日との協力のもと、学習やスポーツなど様々なプログラムが用意させている「放課後子ども教室」があります。

子どもと行きたい!魅力的な公園とレジャー施設

子どもと行きたい!魅力的な公園とレジャー施設

前章でもお伝えした通り、豊島区にはリニューアルされた公園と子どもと遊べる施設がたくさんあります。

まずは公園からご紹介します。

南池袋公園

南池袋公園は、2016年にリニューアルし、芝生の気持ちいいカフェに生まれ変わりました。

以前は治安があまりよくなく、ファミリーで訪れるような雰囲気ではなかったのですが、現在はカフェも併設されており、デッキにあるベンチでのんびりと過ごせる空間になっています。

中池袋公園

中池袋公園は、「アニメの聖地・池袋」の発信拠点として2019年にリニューアルオープンしました。

公園内は、砂地から石張り舗装となり、様々なイベントに対応できるスペースも設けられています。

池袋西口公園

2019年にリニューアルした池袋西口公園には、野外劇場大型ビジョンが設置されました。

公園内には観光案内機能を持つカフェが併設され、大型ビジョンでは広場中央の噴水と連動したデジタルアートが上映されます。

としまみどりの防災公園

2020年にオープンした「としまみどりの防災公園(通称:IKE・SUNPARK)」は、区内最大の広さを持ち、災害時には防災の拠点となる公園です。

園内には170メートルものイチョウ並木が続き、広々とした空間は都会のオアシス。

また、不定期に「池・サンパーク ファーマーズマーケット」と称して、新鮮な野菜や果物を販売するマルシェも開催されています。

続いて、レジャー施設を紹介します。

サンシャイン水族館

池袋駅の35番出口から徒歩8分の場所にあるサンシャインシティにある「サンシャイン水族館」は、都会にいながら多くの生き物が展示されている水族館です。

天空のペンギンなど、展示の仕方が工夫されていることで見ごたえは抜群。

大人も子供も楽しめる水族館です。

2回分の入場料で購入できる年間パスポートは、同伴者も30%offになる特典やお買い物や飲食時にも割引や特典が受けられるお得なパスポートです。

にこはぴきっず

東武百貨店池袋店7階にある「にこはぴきっず」は、NHKEテレのキャラクターが大好きな子どもにたまらない施設です。

テレビの中のキャラクターと触れ合いながら、体を動かかしながら学べる施設で、遊びながらからだ・こころ・あたまの成長をサポートしてくれます。

としまキッズパーク

としまみどりの防災公園の横にある「としまキッズパーク」。

赤で統一された園内にはミニハウスや展望ブリッジ。

ミニSLがあり、小学校低学年の子どもが遊べる公園になっています。

また、としまキッズパークの特徴は「インクルーシブル公園」で、車いすに乗ったまま遊べる砂場や、安全を確保されたブランコなど、障がいにより体が不自由な子たちや乳児など、だれもが遊べる遊具があるみんなに優しい公園です。

※予約制の公園となっていますので、ご注意ください。

まとめ

「消滅可能性都市」として指摘されたおかげで豊島区は、まち作りを見直し、「子育てしやすい街」と呼ばれるようになりました。

治安が悪そうなイメージのあった池袋界隈も公園のリニューアルにより、休日は子連れファミリーで溢れるようになり、今までのイメージが一新しています。

また、子育て支援にも力を入れているので、これからも豊島区は引き続き盛り上がりを期待できるでしょう。

ぜひ一度、新しい豊島区に遊びに行ってみてください。

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この記事を書いた人

hitomin.to

30代女性

元アパレル販売員。妊娠を機にたくさんの洋服に溢れた生活から卒業するため断捨離に目覚めました。
現在は「必要なもの・長く使えるものだけ」、たまに「心ときめくもの」を吟味して買い物をする日々を送っています。
また、サスティナブルな洋服を作っているブランドとの出会いで「サスティナブル」「エシカル」に興味津々。
自分にできる事を模索中です。

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