
といった疑問にお答えします。
本記事の内容
- 【超簡単】マンションの仲介手数料を計算する方法は2つ
- 【早見表】仲介手数料はいくら?一瞬で解決!
- 【ガツガツ交渉NG】仲介手数料は値引きできるの?
仲介手数料を計算する方法を知らない方が多いようですが、マンションを売買する際には覚えておくことをお勧めします。
「あれ?仲介手数料高くない?」
「なんでこんな金額になったの?」
という不安も解消されます。
仲介手数料を計算することができれば、事前に仲介手数料で差し引かれる金額を調べることができます。
また、仲介手数料の相違によるトラブルも防ぐことができます。
是非参考にしてみてください。

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【マンション売却】初心者でも分かる7つの手順を解説【保存版】
目次
【超簡単】マンションの仲介手数料を計算する方法は2つ
マンションの仲介手数料を計算する方法は以下の2つになります。
- 通常の計算方法
- 速算法
速算法の方が速くて簡単なのですが、金額によっては計算できない場合もあるので2つとも覚えておいてください。
仲介手数料の上限
仲介手数料には、「宅地建物取引業法」という法律によって、仲介手数料の上限が定められています。
- マンションの売買金額が200万円以下の部分:5%+消費税
- 200万円を超えて400万円以下の部分:4%+消費税
- 400万円を超える部分:3%+消費税
その①:通常の計算方法
それでは以下の具体例をもとに、実際にマンションを売買する際の仲介手数料を計算してみましょう。
具体例
マンションが2000万円で取引された場合
※税率は、2019年10月以降の取引と仮定して10%で計算します。
step
1各部分の計算
仲介手数料の上限に当てはめて計算していきます。
今回は2000万円ということで全てに該当するので、一つずつ計算していきます。
マンションの売買金額が200万円以下の部分:5%+消費税
2000万円の中に『200万円の部分』があるので、
200万円×5%+消費税=11万円
200万円を超えて400万円以下の部分:4%+消費税
2000万円の中に『200万円超400万円以下の部分』があるので、
200万円×4%+消費税=8万8000円
400万円を超える部分:3%+消費税
2000万円の中に『400万円超の部分』があるので、
1600万円×3%+消費税=52万8000円
step
2全ての金額を合計する
STEP1で出た金額を全て合計します。
11万円+8万8000円+52万8000円=72万6000円
上記の結果から、
2000万円のマンションを売買する場合に発生する仲介手数料は72万6000円になります。
これが仲介手数料を計算する際の『通常の計算方法』になります。
メリット:売買金額が400万円未満の場合でも計算することができる
デメリット:計算することが多く面倒
その②:速算法
速算法はその名の通り、早く計算する方法になります。
以下の計算式に該当する数値を入力するだけですぐに仲介手数料を割り出すことができます。
(売買金額×3%+6万円)+消費税
こちらも『通常の計算方法』と同様に、2000万円で取引された場合で計算していきます。
(2000万円×3%+6万円)+10% =72万6000円(※2020年10月時点での税率)
上記のように、速算法でも同じ金額が算出されます。
ここに注意
速算法は売買金額が400万円以上の場合のみ計算することができます。
売買金額が400万円未満の場合、『通常の計算方法』で計算する必要があります。
メリット:計算が少なく、簡単に計算ができる。
デメリット:売買金額が400万円以上でないと計算することができない。
【早見表】仲介手数料はいくら?一瞬で解決!
「計算がすぐにはできない」「面倒」という方は以下の早見表を参考にしてみてください。
※税率は、2019年10月以降の取引と仮定して10%で計算します。
売買価格 | 仲介手数料(税込) |
100万円の物件 | 55,000円 |
200万円の物件 | 110,000円 |
300万円の物件 | 154,000円 |
400万円の物件 | 198,000円 |
500万円の物件 | 231,000円 |
600万円の物件 | 264,000円 |
700万円の物件 | 297,000円 |
800万円の物件 | 330,000円 |
900万円の物件 | 363,000円 |
1000万円の物件 | 396,000円 |
2000万円の物件 | 726,000円 |
3000万円の物件 | 1,056,000円 |
4000万円の物件 | 1,386,000円 |
5000万円の物件 | 1,716,000円 |
6000万円の物件 | 2,046,000円 |
7000万円の物件 | 2,376,000円 |
8000万円の物件 | 2,706,000円 |
9000万円の物件 | 3,036,000円 |
1億円の物件 | 3,366,000円 |
【ガツガツ交渉NG】仲介手数料は値引きできるの?
もちろん仲介手数料を値引きすることはできます。
とはいえ、不動産会社からすると「値引きしてくるなら他の方に貸そう」といった判断をされてしまう場合もあります。
仲介手数料は『マンションなど不動産を買いたい人と売りたい人を仲介し、無事取引を終了させることを仕事における成功報酬であり、不動産取引がトラブルなく法に基づき安全に行えるようにするための費用』となるので、安心・安全な取引をするには必要な費用と思っていただくことも重要です。
少しでも抑えたいからと闇雲に値切るだけでは、不動産会社の信頼を失ってしまうことにもなりかねません。
あくまでも「相談程度」に抑えることにしましょう。
どうしても仲介手数料を押さえたいという方は、仲介手数料を割引している不動産会社を選ぶことをおすすめします。
最近では最初から値引き姿勢を見せる不動産会社も出始めているのでそういった企業には相談してみても良いかもしれません。
とはいえ、結局は「満足のいく売買ができること」がメインなので、成功報酬である仲介手数料は基本的に提示された金額を支払うというスタンスでいるようにすれば、トラブル等なくお互いがwin-winの関係で取引を終えることができるでしょう。
まとめ:自分でも仲介手数料の計算はやっておくべき
今回はマンションの仲介手数料を計算する方法を2つ解説しました。
- 通常の計算方法
- 速算法
仲介手数料は仲介業者に頼んだ際に発生する、いわば仲介業者への報酬となります。
とはいえ、売買金額が高くなるにつれて仲介手数料も上がっていきます。
仲介手数料がとんでもない金額になってしまい損をする場合もあるので、自分が取引するマンションの仲介手数料がいくらになるのかは必ず計算して把握しておく必要があります。