子育て支援

教育の街と呼ばれる文京区!子育て支援と教育環境が充実

文京区が子育てしやすいと聞いたのですが、どういった子育て支援があるのでしょうか?

といった悩みにお答えします。

本記事の内容

  • 文京区が教育の街といわれる理由
  • 文京区独自の充実した子育て支援
  • 文京区の公園と充実のレジャー施設

「谷根千」エリアをきっかけに、文京区を知った人も多いのではないでしょうか?

実は、文京区は名門大学や中高一貫校が多く、教育熱心の街としても人気があります。

レトロな街並みと下町情緒のある文京区が「教育の街」と呼ばれる理由と、子育てがしやすい理由について紹介します。

東京の子育てしやすい区については、以下でも詳しく解説しているので参考にしてみてください。
【東京】重要視するのはなに?子育てしやすい区10選!

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文京区が教育の街といわれる理由

文京区が教育の街といわれる理由

文京区は東京23区の北部に位置し、千代田区や新宿区など6つの区と隣接しています。

面積は東京23区の中では小さく、東京都心部にありながら大きな繁華街はなく、そのほとんどが大学や閑静な住宅街で占めています。

歴史ある六義園や後楽園など広大な日本庭園が残っているのも文京区の魅力のひとつです。

「谷根千」と呼ばれる下町エリアは近年、オシャレなカフェや雑貨店、レトロな街並みが楽しめるスポットとして人気です。

区内には珍しく、JRの駅はありませんが、

  • 東京メトロ丸の内線
  • 千代田線
  • 有楽町線
  • 南北線
  • 都営三田線
  • 大江戸線

など、多くの路線が通っているので、都内を移動するアクセスはとても良いといえます。

繁華街や歓楽街がなく治安が良い

文京区は「文教地区」に指定されているエリアがあります。

文教地区とは、学校や図書館などの教育施設が集まっている地区を指し、日本では特別用途地区として建設用途制限が設けられています。

文京区内の文教地区は、

  • 目白台
  • 関口
  • 本郷

で、このエリア周辺には建設用途制限として風営法に適用するもの(キャバレーやナイトクラブなど)を建てることができません。

ですので、文京区には大きな繁華街や歓楽街がないので、犯罪件数も少なく治安がいいといえるでしょう。

しかし、東京ドームシティ周辺ではレジャー施設ラクーアや東京ドームでのコンサートや野球などのイベントがあるため、スリや暴行などの犯罪が発生することもあるようです。

このあたりを避ければ、安心して暮らせる街と言えます。

子育て支援の充実

2010年に文京区の区長が2週間の育休を自治体首長として初めて取得し、子育てがしやすい区であることを積極的にアピールしたというエピソードがあるくらい、文京区は子育てに力を入れています。

詳しい内容は以下でご紹介します。

待機児童

文京区の中でも重要施策のひとつになっている、待機児童問題。

年々待機児童の人数は減少しているものの、まだ待機児童のゼロには至っていません。

また「隠れ待機児童」の問題の解決も視野に入れています。

「隠れ待機児童」とは、

  • 保護者が育休を延長している
  • 保護者が求職活動を休止している
  • 希望の園に入所できなかった

など、やむおえず自宅保育をしている待機児童のことです。

文京区では、この二つの問題を解決するために、今後も保育所の拡充とともに、年齢や地域のニーズに合わせた解決策を見出していくと発表しています。

教育環境が整っている

文京区内には、東京大学やお茶の水女子大学、筑波大学、東京医科歯科大学など多くの大学が点在し、また名門と呼ばれる中高一貫私立校が多いことでも有名です。

東京23区の中で小さなエリアにも関わらず、多くの教育機関が存在し、その数は私立中学・高校と都内トップの多さです。

受験率は都内でトップクラス

東京都教育委員会によると、文京区では46.1%の子どもが中学受験をし、国立や私立に進学していると発表しています。

また、東京23区の平均が23%と発表しているので、文京区ではその倍の人数が受験をしてることになります。

区全体で教育への関心が高いことを考えると不自然なことではないでしょう。

また、教育レベルの高い文京区内の「公立の小学校に入学させたい」と教育熱心な方は、引っ越しの時に校区内で物件を探す人もいるようです。

街全体の教育意識が高い

名門校が揃い、2人に1人は中学受験をする文京区は、必然的に教育意識の人が集まり、受験などの情報交換も盛んにおこなわれているようです。

また、学習塾の数も多く勉強に集中できる環境が整っているといえます。

さらに、東京大学では「キッズクリエイティブ研究所」という幼児や小学生に向けた遊びや学びを体験するワークショップが開催され、小さなころから大学に触れる環境にあります。

図書館の数が多い

文京区には、10館の図書館があります。小さい区の中に10館も図書館があることに教育への熱心さを感じます。

その中で「文京区立小石川図書館」は最も歴史のある図書館で、レトロな雰囲気が漂っています。

「文京区立小石川図書館」では、本だけではなく約2万点のレコードのコレクションがあります。

館内にプレーヤーがあるので勉強の息抜きに視聴気をするのもいいですね。

文京区独自の充実した子育て支援

文京区独自の充実した子育て支援

文京区では、区の少子化対策の推進のために、「ぶんきょうハッピーベイビープロジェクト」発足し、安心して子どもを産み、育てられる環境を整えています。

ステップ・アップ!離乳食講習会

「離乳食を始めたものの、次はどう進めて行けばいいの?」の疑問を解決してくれるのが、「ステップ・アップ!離乳食講習会」です。

離乳食初めの講習会はどの区でもあるのですが、文京区では、7~8か月向け、さらには1歳(幼児向け)の幼児食講習会もあります。

月齢に合わせた離乳食の作り方を講義とデモンストレーションで説明してくれます。

ベビーシッター利用料助成制度

令和3年度から新たにスタートした「ベビーシッター利用料助成制度」は2歳から6歳までの子どもがいる家庭で利用できるサービスです。

保護者の残業や病気、学校行事などの理由で一時的に保育が必要になった時に利用したベビーシッターの利用料の「一部を助成してくれる制度です。

  • 助成上限金額は1時間2,500円
  • 利用上限、児童1人に対して128時間
  • 東京都が指定したベビーシッター事業所利用

※現在、家事支援などの新しい事業に向けて準備中とのことで、対象期間は令和4年3月31日までとなっています。

あおぞらすくすく広場・親子すくすく教室

あおぞらすくすく広場は、未就学とその保護者に向けて区立の野外スポーツ施設を開放し、定期的に自由に遊べる場所を提供しています。

次に親子すくすく教室は、行楽公園少年野球場で開催されるスポーツ教室です。

ミズノスポーツサービスより指導員のもと、遊びながら運動に興味を持てるプログラムを実施してくれる教室です。

豊島文京こども救急

文京区と豊島区が共同で行っている「豊島文京こども救急」は、平日の夜(20時~23時)に急な発熱や腹痛などの救急診療に都立大塚病院が対応してくれます。

対象は15歳(中学生)以下で、診療科目は小児科になります。

受診の際は、健康保険証・乳幼児医療証(マル乳医療証)・こども医療証(マル子医療証)などの各医療証とお薬手帳を忘れないように持参して下さい。

急な病気でも対応してもらえる病院があると思うだけで、安心して過ごせます。

文京区育成室(学童保育)

放課後、保護者が仕事などの理由で家にいないという小学生(1~3年)を対象に利用できるのが「文京区育成室」です。

文京育成室では、専任の指導員の元で主に室内でスケジュールに沿って過ごします。

また児童館や放課後全児童向け事業(アクティ)とは違い、誕生日会や季節の行事などのイベントも開催されます。

  • 保育料は月額10,000円
  • 学校があるとき…月曜~金曜 下校時から18時30分まで
  • 学校がないとき…8時15分から18時30分まで(土曜は17時まで)

文京区の公園と充実のレジャー施設

文京区の公園と充実のレジャー施設

東京都の中でも面積の小さい文京区にも、緑が多い公園や季節の移ろいを感じられる公園があります。

区立目白台運動公園

区立公園で最大の広さを誇る、「区立目白台運動公園」は、のびのびと走り回れる芝生のオープンスペースがあり、レジャーシートを敷いてピクニックなどにぴったりの公園です。

10,000㎡の多目的広場やテニスコート、フットサルコートがあり、スポーツを楽しむ人で賑わっています。

教育の森公園

旧東京教育大学(筑波大学)の跡地に建てられた教育の森公園は、緑濃い樹林帯と広々とした園内には、至る所にベンチが設置されており、ゆったりと過ごすことができます。

正門広場には、桜並木がありベンチに座りながらお花見を楽しめます。

また、園内には3体の彫刻があり、散歩をしながら探すのもおすすめ。

ちびっこ広場には、複合遊具、滑り台や砂場など小さな子どもでも遊べる遊具があります。

散歩道を挟んだ反対側にはじゃぶじゃぶ池があり、夏場は水遊びを楽しむことができます。

アソボーノ

東京ドームシティ内にある「アソボーノ」は、屋内型キッズ施設です。

アソボーノは5つのエリアに分けられており、年齢や成長、性格に合わせて遊び場所を選ぶことができます。

ボールプールが敷き詰められた「海のエリア」では、ボール投げやクライミング、すべり台など思いっきり体を使って遊ぶことができます。

「森のエリア」では、ボードゲームなど知育玩具で頭を使ったゲームを楽しめます。

また、ごっこ遊びや広い場所でのプラレール遊びなど自宅ではできない遊びを家族全員で楽しめる施設になっています。

まとめ

文京区は、利便性のいい場所にありながら、庭園のある公園があり治安もよく子育て環境がとても整っています。

「教育の街」と聞くと少し、堅いようなまじめで近づきがたい印象ですが、下町情緒の落ち着いた雰囲気で親しみがもてます。

文京区は教育に熱心な人が集まるので、入れたい小学校がある人は、希望のエリアの物件のチェックは早めにしておくことをお勧めします。

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この記事を書いた人

hitomin.to

30代女性

元アパレル販売員。妊娠を機にたくさんの洋服に溢れた生活から卒業するため断捨離に目覚めました。
現在は「必要なもの・長く使えるものだけ」、たまに「心ときめくもの」を吟味して買い物をする日々を送っています。
また、サスティナブルな洋服を作っているブランドとの出会いで「サスティナブル」「エシカル」に興味津々。
自分にできる事を模索中です。

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