といった悩みにお答えします。
本記事の内容
- マンションの購入を決断するタイミングとは
- マンションの購入を決断できない理由はなに?
- マンション購入を決断するポイントには何がある?
- マンションと戸建て、購入を決断する違いは何
- マンションと戸建て購入の決断 マンション購入のメリット
いつかは自分のマイホームを欲しいと思う人も多いのではないでしょうか?
マイホームとなるマンションの購入を思い立つシーンは、いくつかのきっかけが考えられます。
では、マンションの購入にはどのようなきっかけがあるのでしょうか?
また、マンションを購入したくてもできない理由にはどのようなものがあるのでしょうか?
この記事ではマンションを購入するタイミングや決断するポイントなどについて解説します。
マンションの購入を決断するタイミングっていつ?
マンションの購入を決断するタイミングは、以下の4つが挙げられます。
- 結婚
- 出産
- 入学・入園
- 定年退職
1つずつ解説していきます。
その①:結婚
まずは結婚が挙げられます。
奥様もしくは旦那様と新しい生活を踏み出す際に、あわせてマンションを購入するケースが多いようです。
しかし、結婚時のマンション購入はいくつか注意しなければいけない点があります。
まず、生活スタイルが確立していないので家計がはっきりしていません。
つまり、どの程度が毎月住まいの費用とできるのかがはっきりとわからないのです。
結婚と同時のマンション購入となると、十分な貯蓄額が必要でしょう。
また、マンションを購入する場合、住宅ローンを利用して購入するケースが多いのですが、共働きなどの場合出産で収入が減ってしまうケースも考えられます。
収入が減る場合の返済なども考慮した上で、マンションの購入を決断する必要があるでしょう。
その②:出産
マンションを購入するケースとして最も多いのが出産です。
子育てをするエリアとしてふさわしいと感じるかかどうかというのもマンションの購入ポイントとなるでしょう。
ずっと住むつもりであれば、幼稚園だけではなく小学校や中学校の距離、子育てしやすい施設があるかといった点もしっかりと検討する必要があります。
またもう一つの注意点として、妊娠中のマンション購入は身体的にも精神的にも負担となってしまう場合があるといった点です。
体調も考慮しながら、焦らずに慎重にマンション探しをする必要があるでしょう。
その③:入学・入園
子供さんの、入学や入園のタイミングと同時にマンションを購入するケースも非常に多いといえるでしょう。
なぜこのタイミングが多いのでしょうか?
子どもが入園、入学してしまった後にマンションを購入するとしましょう。
もし学校の校区が違うエリアのマンションを購入すると、転園や転校しなければいけないからです。
転園や転校となると子供に大きな負担を与えるために、入園や入学する前にマンションを購入します。
しかも、子供にとって教育環境の良いエリアを選べるという点も大きなメリットです。
その④:定年退職
転勤の多い仕事を行っている場合などは、定年退職してからのマンション購入もタイミングとしては多いようです。
転勤が多くなかなか定住地に住めなかったが、定年退職してやっとゆっくりと落ちつけるケースで見られます。
この場合は、退職金や貯蓄などで現金一括購入によりマンションを購入する人も多く、既に子どもも独立しているので、家族の増減もあまり気にする必要がありません。
しかし、現金一括購入の場合、貯蓄が大幅に減りますので年金がどのくらいあるのか、老後の生計はどうするのかといった点を充分に考慮しておきましょう。
マンションの購入を決断できない4つの理由
続いては、マンションの購入を決断できない理由を4つご紹介していきます。
- 物件が決まらない
- 家族の意思相違
- 予算オーバー
- ポイントが絞れない
1つずつ解説していきます。
理由①:物件が決まらない
気に入ったマンションがいくつかあり、なかなかどのマンションにするかを決めることができない場合に購入を決断できないようです。
特にマンション購入を決断してマンションを探す場合、色々なマンションを見て歩くため迷いがちになります。
なぜ最初に選ぶときに迷いがちになるかというと、最も大切なポイントを決めていないからです。
自分が最も優先すべきことをきちんと決めておくことや予算もあらかじめ決めておくことは大切なポイントです。
予算以上の物件は内見しないなど、自分の中で一定のルールを決めておくと物件がしぼりやすく決断しやすくなります。
理由②:家族の意見相違
マンションの購入は、ご夫婦で一定の条件を相談し、物件を内覧して選択していく方法が一般的です。
しかし、条件の相談内容がまとまっておらず、内覧のときにお互いが意見を対立させてしまいまったく決まらないケースが見受けられます。
内覧するごとに意見が対立してしまい、物件の絞り込みすらできない状況も珍しくありません。
まずは、ご夫婦でしっかりと話し合いお互いの意見が対立した場合はどちらの意見を重視するのかといった点を決めておきましょう。
すべての条件を満たしたマンション探しはほぼできません。
妥協できない点や折り合える点をご夫婦できちんと決めた上でマンションを探します。
理由③:予算オーバー
マンションを探すとき、どうしてもグレードのいい物件を求めがちになってしまいます。
物件をいくつか内覧するにあたり、グレードが良く金額が高いマンションの方が見栄えも良いし、設備も充実しているでしょう。
すると予算内のマンションでは物足りなく感じてしまい、予算オーバーのマンションを購入しようと無理を重ね、結局まとまらないといったケースがあります。
予算の設定と、無理しない返済は鉄則です。
予算オーバーのマンションは予め選択肢の中に入れないように心がける必要があります。
理由④:ポイントが絞れない
あらかじめ譲れないポイントを決めておくと前述しましたが、ポイントが多すぎるとこれもマンション選びの悩みとなるでしょう。
どれも希望通りのマンションなどまず見つかりません。
譲れないポイントが多すぎると、全てを満たしたマンションなどほとんどないでしょうからまず決まりません。
なるべくポイントは絞って、マンション探しを行いましょう。
マンション購入を決断する4つのポイント
マンション購入を決断できない理由として4つ挙げました。
その中でも譲れないポイントを持つことと、ポイントを絞ってマンションを探す方が決断しやすいといえます。
- 物件のエリア環境
- 物件がある立地
- 価格
- 設備や間取り
1つずつ解説していきます。
ポイント①:物件のエリア環境
まず決断する最も大切なポイントの一つが物件のエリア環境です。
交通の便や、学校区までの距離、治安などエリア環境はマンション購入を決断するにあたりとても重要なポイントといえるでしょう。
しかし、物件のエリア環境において何を重視するのかは購入希望者によって異なります。
駅までの距離を最優先する人もいれば、校区を重要視する人もいるでしょう。
どのポイントを重点的に優先するのかをきちんと家族で話し合いお互いに同意しておく必要があります。
ポイント②:物件がある立地
マンションがある立地も大きな判断ポイントです。
特に近年、立地面で優先事項とされているのが災害に関する影響がどの程度あるのかといった点でしょう。
例えば、大きな河川が近くにあるマンションだと、水害のときの川の氾濫などが気になります。
また、海の近くにあると、地震などによる津波の影響や、海風によるサビなどによる劣化の速さなどが気になる点です。
また、高台にあるマンションンだと、車だと問題はありませんが、徒歩や自転車などでは登り坂なども気になります。
物件がある立地がどのようになっているのかといった点も購入には大切なポイントであるといえるでしょう。
ポイント③:価格
価格面も大きな決断ポイントです。
当然ながら、出せる金額というのは人によりさまざまで限られた予算内でのマンション探しを行わなければいけません。
希望の条件を満たすには予算オーバーでなかなかマンションが決まらない場合があるのです。
ある程度妥協点なども見つけながら予算内に収まった場合に購入申し込みを行います。
価格面で折り合いがうまくついた時も購入の決断となるポイントです。
ポイント④:設備や間取り
設備や間取りも購入の大きな要因となります。
気に入った設備があるかどうか、マンションに住む家族に対して十分な間取りであるかどうかといったところを検討し、購入するかどうかを決定するでしょう。
マンションの場合は、設備が多くなるにつれて管理費が高くなる可能性もありますので、設備の多さに対する管理費用もチェックポイントです。
これらを総合的に判断して購入するかどうかを決断します。
間取りについては、マンション購入前に知っておきたい間取りの知識!基本から注意点まで詳しく解説!で詳しく解説しています。
マンション購入前に知っておきたい間取りの知識!基本から注意点まで詳しく解説!
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マンションと戸建て、購入を決断する違いは何
マイホームの購入となると、まず悩むのがマンションを購入するか戸建てを購入するかといった点です。
しかし、同じマイホームとはいえマンションと戸建てではいくつかの面で違いがあり、それらの違いによってどちらを選択するのかを決定します。
では、戸建てとマンションではどのような面で違いが出るのでしょうか?
マンションと戸建て、どちらかを決断する違いについて解説します。
違い①:価格面
まずは価格面で違いがあります。
どちらかというと、同じエリアでマンションと戸建てがあると、戸建ての方が価格は高くなるといえるでしょう。
マンションの場合は、基本的に部屋と、部屋に該当する割合の敷地を購入することになります。
戸建てとなると建物及び敷地全体を購入しなければいけません。
そのため、敷地面積が広い分戸建ての方が、価格が高くなるのです。
都心部に近づけば近づくほど、土地の坪単価は高くなるので、戸建てとマンションの価格差が大きくなります。
このような価格面の違いによっても選択方法に違いがあるでしょう。
違い②:維持費
維持管理費にも大きな違いがあります。
マンションの場合は、マンションの販売価格のほかに毎月管理費や修繕積立金を支払わなければいけません。
戸建ての場合は、特に修繕積立金や共益費がかかるわけではありませんので、毎月の負担はマンションの方が多くの項目を支払うことになります。
しかし、修繕積立金に関しては、きたるべき修繕に向けて備える費用負担のため、戸建ての場合も、築年数が経過すると全体改修が必要です。
修繕積立金がないからといって修繕をしなくていいというわけではありませんので注意しておきましょう。
しかし、相対的にみるとマンションと戸建ての売買金額が同じであれば、毎月の費用負担はマンションの方が多くなるといえます。
関連記事【マンション VS 戸建て】購入する場合の固定費はどう違う?
関連記事マンション購入後にかかるランニングコストは6つ【一戸建てとの比較】
違い③:税金
マイホームを購入後、賃貸と大きく異なるのが固定資産税の支払いでしょう。
固定資産税は、土地や建物といった不動産の所有者にかかってくる税金です。
毎年1月1日時点の所有者に対して、地方自治体が課税を行う地方税で、送られてくる納税通知書をもとにこれらの税金を支払わなければいけません。
前述しましたが、土地と建物双方にかかってくる税金ですので敷地面積の多い戸建ての方が、固定資産税が高くなる傾向があります。
しかも建物の固定資産税は、経年でどんどん価値は落ちていくのですが、土地はなかなか値段が下がりません。
戸建ての方が、固定資産税は高い状態が続きやすいといえるでしょう。
違い④:駐車場
戸建ての場合は、敷地に駐車場を止めるスペースがあれば無料で駐車しておくことが可能です。
しかし、マンションの場合は敷地内にあっても別途駐車場を賃貸する必要があります。
駐車場の台数がなかった場合、マンションは駐車場を借りることができないかもしれません。
戸建ての場合は無料で敷地内に駐車できます。
この点も大きな違いといえるでしょう。
マンションと戸建て購入の決断 マンション購入のメリット
上記のように戸建てとマンションの購入には違いがあります。
では、これらを踏まえ、マンションを購入する場合のメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?
購入価格が安い
基本的に、同じエリアでマンションと戸建てがある場合、購入価格はマンションの方が安いといえるでしょう。
前述しましたが、戸建ての場合は付随する敷地すべてを購入することになるので、どうしても価格が高くなってしまいます。
購入価格が安い点は大きなメリットといえるでしょう。
維持管理が任せられる
マンションを購入した場合、毎月の支払いに修繕積立金がありますが、これは、計画的に修繕を行い、維持管理を長期間きちんと行うためのものです。
共益費も毎月の費用負担となりますが、こちらも共用部分の維持管理をきちんと行うために必要な費用といえます。
つまり、管理組合や管理会社に維持管理を任せておくことができるのです。
戸建ての場合は全て自分で行う必要があり、修繕などの際には、多額の費用とて修繕に関する業者手配など、労力がかかります。
維持管理に関しては管理組合か管理会社に任せられる点もメリットといえるでしょう。
防犯面の安心
マンションの方が防犯面においても安心です。
マンションは共同住宅になるので多くの人の目があるので、不審者が入りにくいといえるでしょう。
特に防犯カメラや、オートロックなど防犯の設備が整っているマンションも多いです。
戸建ての場合は、オートロックなどはそもそもありません。
また、出入り口も多く、防犯面の安心でいえばマンションの方が、安心度は高いといえます。
固定資産税が安い
固定資産税が安い点もメリットです。
土地が少ない分、マンションの方が安い点は前述しました。
更に築年数が経過するとマンションの評価は下がり、固定資産税は安くなります。
この点も大なメリットといえるでしょう。
まとめ
マンションを購入しようと決断するタイミングはさまざまです。
しかし、結婚や出産などある程度いたタイミングもありますので、その際に注意する点をしっかりと認識しておきましょう。
また、戸建てとマンションのどちらを購入しようかと悩んでいる場合、いくつかの違いやマンションを購入した方がよいメリットなどがあります。
しっかりと自分に合ったマイホームがどちらになるのかを分析し、どちらを購入するのかを選択しましょう。
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この記事を書いた人
資格:宅建・FP2級・通関士・総合旅行業務取扱管理者
大学生の時に一人旅に目覚め、海外50か国以上を訪れました。その経験を武器に新卒で旅行会社に入社しましたが、入社数年で倒産という憂き目にあってしまいます。悔しさをバネに宅建・通関士・FP資格を無職期間の4年でゲット!現在は不動産会社の窓口勤務ですが、コロナ渦で週休4日ペースが続いているため、新しい資格取得に向けて日々奮闘中です。趣味はペット。特技は英会話。
清水みちよ
30代女性