マンション購入

【金利別ランキング】住宅ローンの選び方やおすすめの銀行をご紹介!

マンションを購入したいのですが、住宅ローンってどこで組めばいいのでしょうか?メリット・デメリットも教えてください。

といった悩みにお答えします。

本記事の内容

  • 住宅ローンの選び方のポイントとは?
  • 各金利タイプの特徴とメリット・デメリット
  • 【変動金利】住宅ローンおすすめ銀行ランキングTOP3
  • 【固定期間選択型金利】住宅ローンおすすめ銀行ランキングTOP3
  • 【全期間固定金利型】住宅ローンおすすめ銀行ランキングTOP3

「住宅ローンの選び方を知りたい」
「住宅ローンを組むならどこが良いか知りたい」
「住宅ローン選びのポイントは何か知りたい」

こういった悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

一生に一度の買い物といわれる住宅購入。

住宅の返済も長期に及ぶため、無理なく返済できるように組むのがポイントです。

本記事では、住宅ローンの選び方のポイントや各金利タイプの特徴とメリット・デメリット、金利別のおすすめ銀行ランキングTOP3をご紹介します。

是非とも最後までご覧いただき、自分にあった住宅ローン探しにお役立てください。

住宅ローンの選び方のポイントとは?

住宅ローンの選び方のポイントとは?

一生に一度の買い物である住宅購入。

現金一括で購入するといった方は少なく、多くの場合は住宅ローンを組んで長期的に返済していくケースがほとんどです。

住宅ローンを組む場合、無理なく返済できるようにするのが鉄則ですが、どういった金利タイプを選ぶかも重要なポイントといえるでしょう。

ここでは、住宅ローンの選び方のポイントとして以下の通りご紹介します。

  1. 銀行によって得意な金利タイプが違う
  2. どの金利タイプがおすすめかは状況や考え方によって異なる
  3. まずは自分がどの金利タイプがいいか決めておこう

その➀:銀行によって得意な金利タイプが違う

住宅ローンを組む場合、いくつかの金利タイプから自分にあったものを選択しなくてはなりません。

この金利タイプは、銀行によって得意なタイプが異なるのです。

そのため、住宅ローンを組む銀行を選ぶ際には、自分にあった金利タイプを得意とする銀行を選ぶのが重要といえるでしょう。

近年ではメガバンクや地方銀行、労働金庫、信用金庫だけでなく、住宅ローンに特化したモーゲージバンクなど、数多くの金融機関が住宅ローンを取り扱っています。

各金融機関は、自社住宅ローンのアピール合戦を行っており、消費者側からするとどれを選べばよいか分からないといったケースが多いでしょう。

結果的に知名度だけでメガバンクを選択したり、金利タイプを考えずに極端に低金利な銀行を選んだりしているパターンが多いのではないでしょうか。

しかし、実際に各社の住宅ローンをじっくりと比較検討してみると、銀行によって得意な金利タイプが異なっていることに気付くでしょう。

住宅ローンは変動金利型と固定金利型の2種類に分けられ、それぞれに特徴があります。

銀行によっては、変動金利は低いが固定金利は低くないといったケースや、固定金利は低いが変動金利が意外と高いといったケースが考えられるでしょう。

その②:どの金利タイプがおすすめかは状況や考え方によって異なる

どの金利タイプがおすすめかどうかはそれぞれの状況や考え方によって異なるものです。

「知り合いが良いと言っていたから変動金利にしました」といった形で金利タイプを決めたというケースを耳にする機会が多くあります。

しかし、変動金利型や固定金利型にはそれぞれメリットとデメリットがあるものです。

上記ケースで考えてみましょう。

ご自身と知り合いの方の状況が全くもって同じというケースは少ないです。

収入や支出の状況、家族構成、預貯金、住宅ローンの返済期間など状況や考え方はそれぞれに異なるでしょう。

一般的に変動金利型が向いている方としては、以下のような方が向いているといわれています。

  • 返済期間が短い方
  • 返済額が少ない方
  • 返済額が増えても問題なく支払える方

このようにどの金利タイプが向いているかどうかはそれぞれの状況や考え方によって異なるのです。

そのため、金利タイプを検討する際には金利タイプの特徴やメリット・デメリットをしっかりと理解したうえで検討するとよいでしょう。

その③:まずは自分がどの金利タイプがいいか決めておこう

住宅ローンを選ぶ際のポイントとしては、まず自分がどの金利タイプがいいかを決めておくことが重要です。

変動金利型なのか固定金利型なのかなど、どの金利タイプがいいかをあらかじめ決めておけば、その金利タイプが得意な銀行から選択できるためスムーズに選択できるでしょう。

金利タイプは変動金利型と固定金利型に分けられますが、中でも固定金利型には固定期間選択型金利型と全期間固定金利型の2種類が考えられます。

どの金利タイプがいいかは金利タイプの特徴をしっかり理解しておくと選びやすいです。

各金利タイプの特徴とメリット・デメリット

各金利タイプの特徴とメリット・デメリット

住宅ローンの選び方のポイントについてお伝えしました。住宅ローンを選ぶ際には、各金利タイプの特徴とメリット・デメリットを理解しておくとスムーズです。

ここでは、各金利タイプの特徴とメリット・デメリットについてご紹介します。

①:変動金利型

変動金利型とは、その名の通り借入金利が変動するタイプの金利種類です。

一定期間で金利の見直しが行われ、その時点での市場の金利状況に応じて、金利が変動するタイプになります。

そのため、金利が変動するたびに毎月返済額の元金と利息の割合が変化してしまうのです。

一般的には、半年に1回のペースで金利見直しが行われるケースが多いでしょう。

変動金利型の場合、「短期プライムレート」と呼ばれる金利を基準として、それぞれの金融機関が独自に設定しています。

変動金利型は、一定期間ごとに金利の見直しが行われるため、固定金利と比べて金利が低い点が特徴です。

そのため、毎月の返済額も少なくできるメリットがあるでしょう。

近年では、歴史上類を見ないほどの超低金利時代に突入しているため、月々の支払額が少なくなる可能性のある変動金利型が選ばれるケースが多くなっています。

但し、金利が上昇する局面になると支払う利息も増加するため、毎月の返済額における利息の割合が増えてしまう点はデメリットといえるでしょう。

また、経済動向の状況によっては金利が上昇して返済額が増えてしまうリスクがあります。

こうしたリスクも十分理解したうえで検討するようにしましょう。

変動金利型を選択するのであれば、家計に余裕があって大きな出費を控えていない場合にはおすすめできる金利タイプといえます。

返済額が少ない場合や返済期間が短い場合には変動金利タイプの住宅ローンがおすすめできるでしょう。

②:固定期間選択型金利

固定期間選択型金利は、借入後から一定期間の金利が固定される金利タイプです。

固定金利期間が終了したら再度固定金利を選択することも可能となっています。

しかし、その際の金利は固定金利期間が終了した時点での各金融機関が定めている金利を基準として再度設定される仕組みです。

そのため、当初借入時の金利と異なるケースが考えられるでしょう。

例えば、固定金利期間が10年であった場合、借り入れ当初から10年間は金利が上昇したとしても金利は変動せず、10年間の毎月返済額は変動しません。

金利が上昇したとしても借り入れ当初の金利で返済が進むため、将来的な金利上昇のリスクに対応できる点はメリットといえるでしょう。

一方で、10年間で金利が更に低下していた場合でも金利は固定されているため、毎月の返済額は減らない点はデメリットといえます。

固定期間選択型金利は、一定期間は金利を固定し、返済プランをしっかりと立てたい方などにおすすめの金利タイプといえるでしょう。

③:全期間固定金利型

全期間固定金利型は、借り入れ当初から完済まで金利が決まっており、借入時点で総返済額が確定しているタイプです。

全期間固定金利型のメリットとしては、あらかじめ金利が決まっているため、借入期間中に市場金利が上昇しても影響を受けなくて済みます。

また、将来にわたって毎月の返済額が確定していると返済計画が立てやすく、子どもの教育資金などの計画も逆算して考えられます。

このように返済計画が立てやすい点もメリットとしてあげられるでしょう。

一方で、変動金利型と比較して金利が高い傾向にあり、市場金利が低下しても返済額が変わらない点はデメリットとしてあげられます。

金利変動による返済額の増減に不安のある方や完済までの返済プランをしっかりと建てたい方にはおすすめできる金利タイプといえるでしょう。

全期間固定金利型の住宅ローンは、主に住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して取り扱っている「フラット35」が代表的です。

民間金融機関の場合、変動金利型や固定金利選択型金利を採用しているケースが多くなっています。

そのため全期間固定金利型を検討するのであれば、フラット35を利用するのが有力な選択肢といえるでしょう。

【変動金利】住宅ローンおすすめ銀行ランキングTOP3

【変動金利】住宅ローンおすすめ銀行ランキングTOP3

各金利タイプの特徴やメリット・デメリットをお伝えしました。

では、金利ごとの住宅ローンにおけるおすすめ銀行にはどこがあるでしょうか。

ここでは、変動金利タイプの住宅ローンでおすすめの銀行ランキングTOP3をご紹介します。

1位:PayPay銀行

PayPay銀行の取り扱っている住宅ローンは、数多くあるネット銀行の中でもトップクラスの低い金利設定となっています。

変動金利だと0.38%と非常に低い金利が設定されている点は魅力といえるでしょう。

また、保証料や印紙代、一部繰上返済手数料が無料であり、団信保険の内容が充実している点も人気の理由としてあげられます。

但し、返済用口座にはPayPay銀行口座しか利用できません。

毎月の返済分をPayPay銀行へ入金する必要があります。

返済用口座への定額送金サービスも無料で利用できるため、手続きをしておくとスムーズであり、おすすめできる銀行といえるでしょう。

2位:auじぶん銀行

Auじぶん銀行もネット銀行でトップクラスの低金利を誇っており、おすすめできる銀行住宅ローンとなっています。

三菱UFJ銀行とKDDIが共同出資しているネット銀行であり、2021年のオリコン顧客満足度調査において「住宅ローン金利」部門で第一位を獲得するなど、利用者からの人気も高いのが特徴です。

また、auサービス利用を組み合わせると更に金利が割引になるなど特典も充実している点も魅力といえるでしょう。

団信保険の補償内容も充実しており、万一の際にも手厚い保障が得られる点もおすすめです。

3位:イオン銀行

イオン銀行もおすすめできる住宅ローンを取り扱いしています。

流通大手であるイオングループの住宅ローンであり、入会と同時に「イオンセレクトクラブ」に入会する形になるのが特徴です。

イオンでの買い物が常に5%オフになったり、専用のイオンラウンジが利用できたりと特典も充実しています。

近隣にイオン店舗がある方には利用価値が高くおすすめできるでしょう。

ネット銀行と違い、全国のイオンモールにて各種相談ができる点もおすすめできる理由としてあげられます。

【固定期間選択型金利】住宅ローンおすすめ銀行ランキングTOP3

【固定期間選択型金利】住宅ローンおすすめ銀行ランキングTOP3

続いて、固定期間選択型金利での住宅ローンでおすすめできる銀行のランキングTOP3をご紹介します。

1位:住信SBIネット銀行

固定期間選択型金利の住宅ローンを取り扱うネット銀行として圧倒的な人気を誇るのが住信SBIネット銀行の住宅ローンでしょう。

団信内容も充実しており、全疾病保障タイプでありながら保証料負担がありません。

さらには、女性の方には「がん診断給付金特約」が基本付帯される点も人気となっています。

申込から借入れ完了までWEBで手続きが完結でき、保証料や一部繰上返済手数料も無料となっており、費用負担が少ない点も魅力といえるでしょう。

2位:みずほ銀行

メガバンクでありながら、ネット銀行にも負けない低金利水準で人気なのがみずほ銀行の住宅ローンです。

申込からローン契約完了まで、手続きをすべてWEBで完結でき、AIによる事前診断で借入可能かどうかの判定が速い点も魅力となっています。

また、産休・育休による収入減少など家計の変化に応じた返済額見直しが可能な「ライフステージ応援プラン」も人気の理由としてあげられるでしょう。

3位:三井住友信託銀行

三井住友信託銀行の取り扱う住宅ローンも人気の住宅ローンとして第3位にランクインしています。

三井住友信託銀行では、オンラインもしくは店舗で専門の担当者が住宅ローンに関する相談に対応しており、顧客のニーズに合わせた提案が可能です。

また、信託銀行らしく、ライフイベントに備えた家計応援プランや子どもの成長に合わせて住宅ローンの金利優遇が受けられる点も魅力といえるでしょう。

また、信託銀行ならではの特徴として、ご自宅に関する遺言を無料で預かるサービスも行っています。

万が一の場合でも、自宅をスムーズに相続できる点はおすすめポイントといえるでしょう。

【全期間固定金利型】住宅ローンおすすめ銀行ランキングTOP3

【全期間固定金利型】住宅ローンおすすめ銀行ランキングTOP3

最後に全期間固定金利型の住宅ローンでおすすめの銀行ランキングTOP3をご紹介します。

1位:住宅金融支援機構

全期間固定金利型の住宅ローンでおすすめの銀行としては、住宅金融支援機構が第1位にランクイン。

民間金融機関と住宅金融支援機構が提携して提供している最長35年の全期間固定金利住宅ローン「フラット35」は全期間固定金利型の代表ともいえる商品でしょう。

フラット35では、借入時点で完済までの借入金利と返済額が確定するため、返済プランが立てやすいのが特徴。

また、長期優良住宅など省エネルギー性や耐震性に優れた質の高い住宅には借入金利を一定期間引き下げる「フラット35S」が利用できる点もおすすめできる理由となっています。

なお、住宅金融支援機構のフラット35を利用するには、提携している民間金融機関を通す必要がある点には注意しておきましょう。

2位:住信SBIネット銀行

住信SBIネット銀行は、全期間固定型の住宅ローン部門においてもおすすめの銀行として第2位にランクイン。

全期間固定型としてランクインしていますが、正確には固定期間選択型金利でありながら35年もの長期にて固定期間選択が可能となっているものです。

最近では借入期間最長40年といった住宅ローン商品を取り扱う金融機関もありますが、通常は最長35年としている金融機関が多くなっています。

そんな中で35年もの長期間を固定金利で選択できる住信SBIネット銀行はおすすめの銀行としてあげられるでしょう。

前述のように団信内容も充実しており、全疾病保障タイプでありながら保証料負担がない点は大きな魅力です。

また、WEBで手続きが完結でき、保証料や一部繰上返済手数料も無料であり、費用負担が抑えられる点も人気の理由といえるでしょう。

3位:新生銀行

全期間固定金利型の住宅ローンを取り扱うおすすめ銀行として第3位にランクインしたのは新生銀行です。

新生銀行では借入れ年数に応じて全期間金利固定の住宅ローンを取り扱っており、2022年1月時点で最長35年の場合、金利1.4%で借入が可能となっています。

借り入れ当初から完済するまで金利が変動しないため、長期的に見て返済計画が立てやすいのが特徴です。

一方、途中で金利タイプを変更できない点には注意しておきましょう。

また、新生銀行では充実した団信内容ながら保険料0円で団信が付与可能であり、保証料や一部繰上返済手数料も無料であるなど諸費用負担の少なさも人気となっています。

まとめ

本記事では、住宅ローンを選ぶ際のポイントや各金利の特徴やメリット・デメリット、金利ごとのおすすめ銀行ランキングTOP3をお伝えしてきました。

一生に一度の買い物ともいわれる住宅購入において、後悔しない住宅ローンを組むにはご自身の状況や考えに合わせて金利タイプを選ぶのが重要です。

ご自身が無理なく返済を続けるにはどういったタイプの住宅ローンが適しているかを見極めたうえで住宅購入を検討する必要があります。

是非とも、本記事で紹介した内容を参考にして、住宅ローンを検討してみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

逆瀬川勇造

30代男性

資格:宅建士、FP2級技能士(AFP)

地方銀行、不動産会社を経て金融や不動産関連の情報をお伝えするフリーライターとして活動しています。
実務で得た知見を活かして、記事を読まれる方の困りごと解決に役立てられたらと考えています。

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