不動産投資

【初心者向け】不動産投資の始め方!7つのステップで徹底解説!

不動産投資を始めたいのですが、何をすればいいのか分かりません。初心者でも分かるように始め方を教えてください。

といった悩みにお答えします。

本記事の内容

  • 不動産投資の始め方【7ステップ】

近年人気の不動産投資。

不動産投資を始めてみたいという方も多いでしょう。

しかし、不動産投資の流れがよく分からないという方も多いはず。

そこで、この記事では不動産投資の流れについて、初心者にも分かりやすく解説していきます。

この記事で、不動産投資の流れをつかんで不動産投資にチャレンジしてみてください!

不動産投資の始め方【7ステップ】

不動産投資の始め方【7ステップ】

不動産投資の大まかな流れは、以下の通りです。

  1. 不動産投資の勉強をする
  2. 目標を決める
  3. 不動産会社に問い合わせする
  4. 内見する
  5. ローン審査を受ける
  6. 物件を購入する
  7. 管理会社と契約~運用開始

1つずつ解説していくので、順番に進めていきましょう。

ステップ1:不動産投資の勉強をする

ステップ1:不動産投資の勉強をする

まずは、不動産投資の勉強からスタートしましょう。

不動産投資では、不動産の知識だけでなく税金や金融・法律などさまざまな聞きなれない言葉が飛び交います。

物件選びや契約時など、多くの場面でそれらの言葉を理解しておくことが重要です。

言葉の意味を間違っていると、思わぬ失敗につながる可能性もあります。

不動産投資を始めるうえでは、用語を理解しておくことがスタートと言えるでしょう。

不動産投資の勉強方法には、次のような方法があります。

  1. 本やインターネットで勉強する
  2. セミナーに参加する

本やインターネットで勉強する

不動産投資や付随する専門知識は市販されている本やインターネットのサイトで簡単に手にいることが可能です。

大まかな知識を本で吸収して、分からない部分をインターネットで検索しながら勉強すると効率よく学べるでしょう。

まずは、基本情報として不動産投資に関わる用語や収益を得る仕組み・メリットやリスクについては理解できるようにすることをおすすめします。

不動産投資を勉強するのにおすすめの本は、不動産投資を勉強するのに初心者におすすめな本5選!選び方のポイントなどと併せて解説で詳しく解説しています。

不動産投資を勉強するのに初心者におすすめな本5選!選び方のポイントなどと併せて解説

続きを見る

セミナーに参加する

不動産投資に関するセミナーも多く開催されているので、一度足を運んでみるようにしましょう。

実際の投資者経験者の話は勉強になることが多いものです。

セミナーでは、個別に質問を受け付ける機会を設けている場合もあるので、活用してみてください。

近年は、対面しないように配慮しオンラインでのセミナーも多くなっています。

オンラインであれば場所や移動時間などを気にせず参加できるのでおすすめです。

不動産投資のセミナーに関しては、不動産投資セミナーには参加すべき?参加するメリットや注意点・セミナーの選び方を解説で詳しく解説しています。

不動産投資セミナーには参加すべき?参加するメリットや注意点・セミナーの選び方を解説

続きを見る

ステップ2:目標を決める

ステップ2:目標を決める

不動産投資を始める前に、目標を決めることが大切です。

「投資するならたくさん稼ぎたい!」と思っている方も多いでしょうが、漠然としたイメージではなく具体的な金額を決める必要があります。

漠然としたイメージで投資すると、運用計画が雑になり収支のバランスが取れなくなるなどリスクが大きくなるものです。

「5年後には1,000万円の収益を上げる」というように、具体的にいつまでにいくらと言った目標を立てるようにしましょう。

目標が明確になれば、それに沿った物件の取得も分かりやすくなります。

とくに、複数物件を所有しようと検討しているのであれば、2棟目以降の取得には1棟目の担保評価や業績が重要になるものです。

より具体的に目標を立てることで、それに向けて計画的に投資できるようになります。

ステップ3:不動産会社に問い合わせする

ステップ3:不動産会社に問い合わせする

目標が明確になったら、目標に沿った物件の情報を収集し、気になる物件を見つけたら不動産会社に問い合わせします。

ネットで物件を検索する

まずは、インターネットのポータルサイトなどで物件情報を見ていきましょう。

  • エリア
  • 新築なのか中古か
  • 物件タイプ
  • 間取り
  • 利回り
  • 投資可能額

目標を達成できるベストな条件の物件を探していきましょう。

とはいえ、さまざまな物件があるので初心者では何を基準に選べばいいのか悩んでしまうものでしょう。

多くの情報に触れながら調べていくことで、徐々に自分の投資目標に合った物件が見えてくるので、最初はなるべく多くの物件を見ていくようにしましょう。

ただし、インターネット上の情報だけでは物件の詳しい状況は判断できません。

近場などの場合は、自分の足で物件や周辺状況などもみることをおすすめします。

物件探しについては、不動産投資で物件を探す方法とは?不動産情報サイトや競売など徹底解説で詳しく解説しています。

不動産投資で物件を探す方法とは?不動産情報サイトや競売など徹底解説

続きを見る

気になる物件を見て不動産会社に問い合わせする

気になる物件を見つけたら不動産会社に問い合わせをしましょう。

問い合わせには、メールや訪問・電話などの手段がありますが、できれば電話や訪問することをおすすめします。

直接話を聞くことでより早く・詳しく情報を得られるでしょう。

また、不動産会社に希望の条件などを伝えておくと、今取り扱っている物件だけでなく後から売り出された物件を案内してもらえる可能性があります。

詳しい話を聞く

問い合わせでは、次のような情報を聞くことが大切です。

  • 物件概要:物件の価格や間取りなどの基本情報
  • レントロール:賃貸条件の確認
  • 維持費や固定資産税が分かるもの:コストの確認のため
  • 登記簿謄本:物件の過去の取引履歴を確認

口頭だけでは、これらの情報を得るのは難しいので、資料としてもらうようにしましょう。

そのうえで、情報や資料を基に収益などを計算しておくことが大切です。

ステップ4:内見する

ステップ4:内見する

購入を検討している物件を見つけたら内見します。

内見とは、実際の不動産の内部を見学することをいい、物件の購入判断の大きなポイントとなるものです。

とくに条件の良い物件は他の希望者に購入されてしまう可能性が高いため、なるべく早く内見するようにしましょう。

ただし、すでに入居者がいる状態の物件の場合は、室内を見られないので注意が必要です。

不動産会社の担当者と物件を内見する

内見は、不動産会社に連絡して申し込めば担当者が日程を調整して案内してくれます。

内見時には、次のようなポイントをチェックするようにしましょう。

  • 物件の状態
  • 外観
  • 共有部分の使用状況
  • 入居状況
  • 間取り
  • 室内の状況や設備状況
  • 周辺環境

物件自体の外観や室内の状況を細かくチェックすることはもちろんですが、周辺環境も忘れずに確認することが大切です。

特に、駅までの距離やスーパーなどの施設・騒音や治安は入居者が入居判断するうえで重要なポイントになる点でもあります。

内見時には、入居者の立場に立って物件をチェックすることが大切です。

また、不動産投資の場合、不動産のあるエリアが将来発展するのかも重要なポイントとなるので見極めておくとよいでしょう。

内見のついでに物件の建っているエリアの地元不動産を訪れて、周辺エリアの特徴や賃貸の需要・競合物件などの情報を得ておくことをおすすめします。

地元の不動産では地元ならではのリアルな情報を得られる可能性があり、購入判断する際の判断材料として役に立つでしょう。

気になる物件があったら買付申し込みを出す

購入したい物件を絞ったら、買付申し込みを出します。

買付申し込みとは、売買契約前にする手続きのことで、買主に対して物件の購入の意思を示すためにするものです。

買付申込書や買付証明書という書面を作成し、不動産会社に申し込むことで手続きできます。

買付申込書には、購入価格や購入時期・支払い方法など購入するうえでの希望条件を記入します。

書式については、不動産会社で準備してあることが多いので確認するとよいでしょう。

このとき申込金を支払う場合があります。

申込金は10万円程が目安となり、契約に至らなかった場合には返金されます。

買付申し込みすることで、売主に購入の意思をアピールでき、購入できる可能性が高くなることや物件の価格交渉しやすくなるなどのメリットがあるものです。

ただし、申し込みをしたからと言って必ずしも購入できるわけではないので注意しましょう。

また、買付申し込みは法的な拘束力はないため、キャンセルすることも可能です。

しかし、正当な理由のないキャンセルは売主や不動産会社からの信用を失い、それ以後の購入に影響が出る可能性があります。

基本的にはペナルティなしでキャンセルできますが、交渉の進み具合によっては損害賠償請求される可能性もあるので注意が必要です。

物件を押さえたいという安易な理由で買付申し込みするのは、おすすめしません。

ステップ5:ローン審査を受ける

ステップ5:ローン審査を受ける

基本的に物件は、金融資産から融資を受けて購入するものです。

そのため、事前にローン審査を受けておきましょう。

ローン審査を受ける前には、金融機関に融資について相談しておくとスムーズに申し込みを進められます。

不動産投資でローンを組む場合、自分の収入や勤務先などの属性だけでなく物件情報も重要な審査基準となるものです。

金融機関への相談の際には、物件情報資料も持ち込むことで効率よく進められるでしょう。

必要書類などは、あらかじめ金融機関の担当者に確認しておくことが大切です。

あくまでこの時点の審査は事前審査となり、融資を受けられるかは売買契約後の本審査で決まります。

また、事前審査に通らなかったからと言ってすぐに諦める必要もありません。

ローンは金融機関によって融資額や金利なども異なるものです。

自分の目的に合った金融機関をいくつか選んでおくと、一社に断られた場合でも次の会社へと対応しやすくなるでしょう。

不動産会社によっては金融機関を紹介してくれる場合もあり、金利など有利に交渉できる可能性があるので一度相談してみるのもおすすめです。

不動産投資のローンについては、不動産投資ローンとは?利用するメリット・デメリットと審査承認を得るためのコツで詳しく解説しています。

不動産投資ローンとは?利用するメリット・デメリットと審査承認を得るためのコツ

続きを見る

ステップ6:物件を購入する

ローンの事前審査を通ったら、物件の売買契約を結び決済して物件の購入です。

まず、売買契約時には、最初に不動産会社で重要事項説明を受けます。

重要事項説明では、売買契約に関する重要な条件を説明されるので、不明な点はそのままにせず納得して契約できるようにしましょう。

重要事項説明に問題なければ売買契約書に売主・買主双方が署名押印して契約締結です。

売買契約書には、契約に関する規定が記載されています。

重要事項説明とかぶる点もありますが、重要な記載なので隅々までチェックし、納得したうえで署名押印することが大切です。

また、この時手付金を売主に支払います。

手付金は売買金額の10%ほどが目安ですが、売主と買主の合意で決まるため事前に金額を確認して用意しておきましょう。

買主は手付金を放棄することで契約の解除が可能です。

ただし、手付金での解除ができる期間は決まっており、それ以降の解約は違約金や損害賠償が発生する可能性があります。

手付金により解約期間や違約金についても売買契約書に記載されているので、しっかりと確認することが大切です。

売買契約後およそ1か月後に決済と物件の引き渡しとなります。

決済時には、売主や不動産会社の担当者だけでなく金融機関の担当者や司法書士なども同席して手続きするのが一般的です。

この時、必要書類に不備があると決済できない場合があります。

その場合、後日スケジュールを調整し直して再度決済となり、多くの人に迷惑が掛かるため書類に不備の内容入念にチェックしたうえで当時に臨むようにしましょう。

決済を無事終えれば、売主から物件の鍵などが引き渡され、晴れて物件を手に入れられます。

ステップ7:管理会社と契約~運用開始

ステップ7:管理会社と契約~運用開始

物件を取得したらお終いではありません。

むしろ、ここからがスタートと言えるでしょう。

物件取得後には翌日から物件の運用が開始されます。

物件管理を管理会社に委託する場合は、引き渡しまでに契約する管理会社を決めておくと物件取得後にスムーズに運営をスタートできるでしょう。

中古物件などすでに入居者がいる物件を購入した場合は、翌月から家賃収入を得ることが可能です。

入居者がいない場合は、入居者募集からスタートしていきます。

また、収益によっては確定申告が必要になるので、忘れずに申告して納税するようにしましょう。

まとめ

不動産投資の始め方についてお伝えしました。

不動産投資を始める流れはとてもシンプルなものです。

ただし、いい物件の選び方やローンの承認を得る方法は奥深くそう簡単なものではない。

不動産投資を検討しているなら、少しでも早く勉強を始めることが大切です。

この記事を参考に、まずは不動産投資に勉強から第一歩を踏み出してみましょう。

マンションの売却や買取なら不動産情報サイトMANSION COLLECTのTOPへ戻る

この記事を書いた人

逆瀬川勇造

30代男性

資格:宅建士、FP2級技能士(AFP)

地方銀行、不動産会社を経て金融や不動産関連の情報をお伝えするフリーライターとして活動しています。
実務で得た知見を活かして、記事を読まれる方の困りごと解決に役立てられたらと考えています。

-不動産投資