といった悩みにお答えします。
本記事の内容
- 東京都内でシングルマザーが住みやすい街ベスト5
- シングルマザーが住みやすい街の5つの特徴
- シングルマザーの住まい探しの3つのポイント
- シングルマザーの賃貸契約審査でチェックされる5つのポイント
「東京都内でシングルマザーにおすすめな街は?」
「シングルマザーが住みやすい街ってどんな街?」
「シングルマザーは賃貸の審査通りにくいって本当?」
厚生省が発表した統計データによると、日本全国のシングルマザーの数は約120万人に登ります。
シングルマザーを支援するための制度はさまざまありますが、その内容は各自治体によって変わります。
そこでこの記事では、東京都内でシングルマザーとして生活していくことを決意した方に向けて、東京都内でシングルマザーが住みやすい街を5つ紹介していきます。
合わせてシングルマザーが住む場所を選ぶうえでのポイントや、賃貸物件を借りるときの審査のポイントについても解説していきますので、是非参考にしてくださいね。
東京都内でシングルマザーが住みやすい街ベスト5
東京都内でシングルマザーが住みやすい街ベスト5は、以下の通りです。
- 武蔵野市
- 国立市
- 渋谷区
- 江戸川区
- 東村山市
1つずつ解説していきます。
第1位:武蔵野市
シングルマザーにもっともおすすめなシングルマザーが住みやすい街は武蔵野市です。
武蔵野市は吉祥寺(南口は駅周辺のみ)、三鷹駅(北口方面のみ)、武蔵境駅(南口は一部三鷹市)、近辺が該当します。
武蔵野市をおすすめする理由は、家賃補助制度の充実と保育料の安さです。
他の地域の自治体の家賃補助制度は、「立ち退きを求められている場合」などの条件付きの場合が多く、中には抽選によって選ばれる自治体もあります。
武蔵野市場合は収入上限や在住期間などの最低限の条件で、月あたり上限1万円の家賃補助を受けとることができます。
また、保育料は渋谷区に次ぐ安さで、他地域の平均と比較すると年間で45000円ほどの違いがあります。
家賃や保育料は、月の出費を大きく左右する固定費になるので、手厚い支援がある武蔵野市はシングルマザー向けの街だといえます。
総武線各駅停車が三鷹駅が終点になることもあり、武蔵境駅周辺は家賃相場が低くなる傾向があります。
武蔵野市の中でもできるだけ家賃をおさえたい方にはおすすめです。
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第2位:国立市
国立市は、国分寺市と立川市の間にある、東京都で2番目に小さい市です。
国立市も武蔵野市と同等の家賃補助があり、待機児童が少ないことからもシングルマザーにおすすめです。
小学生の児童を学校が終わったあとに預けることができる学童クラブも待機児童ゼロで、シングルマザーは安心できる環境です。
また、一時的な病床や職業訓練などで家事をすることが難しい場合に、ホームヘルパーを派遣してもらえる制度もあります。
第3位:渋谷区
渋谷区は、ダントツで保育料が安い地域です。
保育料は地域によって大幅な差があり、渋谷区と他の保育料が高い地域と比べると年間で12万円近くの差があります。
職業訓練や自立支援教育訓練給付金などの制度もあるので、高収入を得られる職種への就職を目指して訓練していくことも可能です。
渋谷区は都心の中心地にあたるので、家賃相場は高くなります。
シングルマザーは都営住宅への入居も優先的にできますので、視野に入れておくとよいでしょう。
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第4位:江戸川区
江戸川区は、乳児養育手当という、0歳児を育てている家庭に向けた支援制度があります。
一定条件を満たせば月13000円を受け取れる制度で、江戸川区独自の制度になります。
医療費助成や家賃補助の制度も手厚く、葛西臨海公園などお子様と楽しく過ごせるスポットもあるので、シングルマザーにおすすめできるエリアです。
江戸川区はJR総武線沿線、都営新宿線沿線、東京メトロ東西線沿線などエリアが幅広く、家賃相場にも違いがあります。
転居をお考えの方は、各エリアの家賃相場や特徴を比較してみるとよいでしょう。
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第5位:東村山市
東村山市も待機児童が少なく、シングルマザーにおすすめのエリアです。
各種支援制度も充実しておりますし、家賃も安いエリアになります。
1LDKの間取りでも60000円を切る物件もあるので、都心部に比べればかなり良い住宅環境で暮らせるでしょう。
シングルマザーが住みやすい街の5つの特徴
シングルマザーが住みやすい街の特徴は、以下5つです。
- シングルマザーの支援制度が充実している
- 子育て支援が充実している
- 家賃が安い
- シングルマザーの就労支援が充実している
- 交通アクセスと治安がいい
シングルマザーが住みやすい街の5つの特徴について解説してきますので、是非参考にしてくださいね。
その①:シングルマザーの支援制度が充実している
シングルマザーの支援制度には、国が定めている制度と、各自治体による制度があります。
児童育成手当
児童育成手当は、18歳未満の児童を育てるひとり親家庭に与えられる、東京都独自の制度です。
他にも国が定めている制度として、「児童手当」「児童扶養手当」があります。
限度内の所得であれば、月13500円の支援を受け取ることができます。
ひとり親家庭医療費助成制度
ひとり親家庭の子供と、父母の医療費を助成する制度です。
自治体によって金額に差があり、1回あたり500円~1000円を助成してくれる自治体や、金額に限らず1割を負担してくれる自治体、更には原則全額を負担してくれる自治体もあります。
ひとり親家庭指定施設助成制度
ひとり親家庭の親子が、都が指定する施設や遊園地の利用料金が助成される制度です。
レジャーランドや宿泊施設の利用料金に適用され、子供とのお出かけの負担額を減らすことができます。
ホームヘルプサービス
家事や育児に困っているひとり親家庭向けに、自治体が委託しているホームヘルプサービスを低料金で受けることができるサービスです。
全ての自治体が導入している制度ではありませんが、子供の送迎や、料理や洗濯などの家事を代行してくれるのがポイントです。
その②:子育て支援が充実している
小さな子供を育てているシングルマザーにとって、住む街を選ぶうえで子育て支援の手厚さは大きなポイントになります。
待機児童の少なさや保育料の安さはもちろんのこと、子供食堂や学童保育、夜間保育など自治体によってさまざまな取り組みがおこなわれております。
東京の子育てしやすい街については、【東京】重要視するのはなに?子育てしやすい区10選!で詳しく解説しています。
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その③:家賃が安い
家賃は、家庭の毎月の出費の大部分を占める固定費です。
できるだけ安い方が理想的ですが、女性と小さなお子様で形成される家庭なので、安心・安全に暮らせる治安の面も重視したいところですよね。
やはり都心部は家賃は高くなる傾向があります。
しかし、郊外でも八王子や立川、町田など買い物環境が充実した地方都市があります。
その周辺の駅なら更に家賃も下がりますし、静かで穏やかな暮らしができるエリアも多いでしょう。
また、住宅手当が貰える条件や金額も自治体によって異なるので、注意したいところです。
その④:シングルマザーの就労支援が充実している
女手ひとつでこどもを育てていくシングルマザーにとって、安定して働ける環境があることは必要不可欠ですよね。
各地域のハローワークではシングルマザー向けの就労支援をおこなっており、資格取得などのサポートを受けることができます。
自治体によっては、資格取得後の働く環境についても手厚いサポートをしてくれるところもあります。
その⑤:交通アクセスと治安がいい
保育園への交通アクセスや通勤の交通アクセスの良さもチェックしたいところです。
忙しいシングルマザーは、仕事を終えたらすぐに保育園に迎えにいったりと、分刻みのスケジュールになります。
例えば、家を中心として、保育園と職場が反対方向にあるのも時間的なロスが発生して痛いところです。
治安のよさと一緒に、交通アクセスのよさや、3カ所の距離感のバランスも重要視したいところです。
シングルマザーの住まい探しの3つのポイント
街探しと同じくらい大切なのが、住まい探しですよね。
子供と一緒に快適な住まい生活を送るために、安心して暮らせる住まいを選ぶためのポイントを3つ紹介します。
- 子供の年齢
- 職場や保育園が近いか
- 周辺の環境
1つずつ解説していきます。
その①:子供の年齢
子供の年齢は、住まいを選ぶうえで重要視する部分を左右する大きな要素になります。
子供の年齢によって、間取りやエレベーターの必要性なども変わってくるでしょう。
また、家の中をバタバタと走り回るお年頃の場合は、住む部屋の階数などにも気を配らなければなりません。
小学生頃の年齢なら、小学校への距離なども考えなければなりませんし、学年によっては一人部屋や子供部屋なども作ってあげる必要性も出てきます。
同じ部屋に長く住むことを視野に入れる場合は、子供が年齢を重ねたあとの生活もイメージしながら住まいを選んだ方がよいでしょう。
その②:職場や保育園が近いか
シングルマザーの生活は、保育園と職場と家の3点を往復する生活になりますよね。
それぞれの距離が近い方がベストなのはもちろんですが、自転車・車・徒歩などの移動手段によっても許容範囲は変わってきます。
子供が成長したあとの小学校や中学校も含めて、視野に入れた方がよいでしょう。
その③:周辺の環境
子育てをするうえで、住まいの周辺の環境も重要視したいポイントです。
保育園や学校との距離はもちろん、交通量や、周りに子育て世帯が多いか、近くに病院はあるかなどもチェックするとよいでしょう。
また、高所得世帯が多い地域や、専業主婦が多い地域の中では、シングルマザーはご近所付き合いの面で苦労することもあります。
気になる方はそのあたりも検討材料に入れた方がいいでしょう。
シングルマザーの賃貸契約審査でチェックされる5つのポイント
最後に、シングルマザーの賃貸契約審査でチェックされるポイントを5つ紹介します。
- 入居希望のお部屋に見合った年収があるか
- 職業や雇用形態
- 連帯保証人
- 人柄や見た目
- 子供の年齢
1つずつ解説していきます。
その①:入居希望のお部屋に見合った年収があるか
シングルマザーに限らずですが、第一にチェックされるのは入居希望のお部屋に見合った年収があるかどうかです。
一般的には、家賃の36倍の年収があるかが基準値だといわれております。
月間に直すと月の手取り金額の1/3以下の家賃なら、生活費を捻出しながら無理なく家賃を支払っていけるでしょう。
その②:職業や雇用形態
家賃の支払い能力をみるポイントとして、年齢の他に職業や雇用形態があります。
正社員や派遣社員は毎月安定した給料が支払われるので問題ないでしょう。
非正規雇用のアルバイトやパートは、勤続年数や出勤頻度が審査のポイントになります。
フリーランスなどの個人事業主は収入が月によってバラバラになるので、個人事業主として生活してきた年数が審査のポイントになるでしょう。
その③:連帯保証人
連帯保証人とは、家賃の滞納がおきたときや、設備を壊した場合などの弁償料金を支払えない場合に、契約者に代わって支払いをする人のことです。
収入がある3親等以内の親族に連帯保証人をお願いすると、審査に通りやすくなるといわれております。
親が高齢で既に年金暮らしをしている場合は、兄弟などに連帯保証人をお願いした方がよいかもしれません。
その④:人柄や見た目
賃貸物件を貸すということは、隣人や近所の方とトラブルを起こす可能性がないかも判断基準になってきます。
その判断材料となるのが、不動産屋さんに来店したときの人柄や見た目の印象です。
人の良さは外見ではなく中身が重要ともいいますが、第一印象を決定づけるのは見た目になります。
清潔感がある服装や、明るい応対を意識しましょう。
その⑤:子供の年齢
子供が小さい場合は、夜泣きやバタバタ走り回る音などの騒音で、近隣とのトラブルになることが予想され、審査に落ちやすくなる傾向があります。
事実を隠ぺいするのはよくありませんが、おとなしいお子さんの場合はアピールしておいた方がよいでしょう。
シングルマザー向けの国や自治体の支援を有効活用して快適に暮らそう
住む街や住まいの環境は、子供の成長にも大きく関わります。
また、忙しいシングルマザーにとっても、日々の負担やストレスを大きく左右する要因になります。
国や自治体の支援を有効活用し、子供と一緒にのびのびと快適に暮らせる環境を整えられるよう、さまざまな視点で検討し、住む街や住まいを選んでいきましょう。
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この記事を書いた人
都内の賃貸物件に、妻とウサギ×2の4人暮らし。
専業ライターとして自宅でウサギを眺めながらのんびり執筆する日々。
元々は会社員として飲食業に13年間従事。
コロナ濃厚接触者になり、約14日の自宅待機生活中に毎日夕飯を作って妻に食べてもらう生活にこの上ない幸せを実感、在宅ワークへの切り替えを決意し、今に至る。
趣味は10代の頃から続けているバンド活動。パンクバンドでベースを担当し、ライブハウスを沸かせている。
tameda
30代男性