
といった悩みにお答えします。
本記事の内容
- マンションを売却する場合にリフォームは必須ではない
- マンションを売却する場合にリフォームする4つのメリット
- マンションを売却する場合にリフォームする4つのデメリット
- マンションを売却する際のリフォーム費用を抑える4つのコツ
マンションを売却するときに「リフォーム」を行っておけば、高い金額で売却することも可能です。
とはいえ、「マンションを売却するときにリフォームって絶対必要なの?」「リフォームするメリットとデメリットを教えてほしい!」と思っている方は、多いのではないでしょうか?
今回は、マンションを売却するときにのリフォームについて解説していきます。
本記事を読むことで、マンションを売却するときにリフォームが必要かどうかを知ることができます。
リフォームをするメリットやデメリットもあるので、しっかりと理解した上で必要かどうかを見極めていきましょう。

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マンションを売却する場合にリフォームは必須ではない
結論からお伝えすると、マンションを売却する際にリフォームは必須ではありません。
では、「どういった場合にリフォームを必要とするのか?」「そもそもリフォームとは何なのか?」といったことから解説していきます。
そもそもリフォームとは?
リフォームとは、部屋の補修や修繕では直らない設備の交換、簡単な模様替えなどを行うことを言います。
また、リフォームと混同されやすい「リノベーション」といった言葉もあります。
リフォームは、原状回復工事程度の修繕を指すことが多く、それ以上の大幅な改装などは「リノベーション」と呼ばれています。
例えば、和室の畳交換やふすまの張替え程度の工事であれば「リフォーム」、和室を洋室に変更したり、ふすまを引き戸に変更するなどの工事を行うような場合には「リノベーション」となります。
リフォームもリノベーションも当然ながら工事費用がかかりますが、リノベーションほどの費用をかけずにできる工事がリフォームの特徴ともいえます。
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リフォームが必要となるのはどういった場合?
では、リフォームが必要となるのはどういった場合なのかを以下でご紹介します。
リフォームが必要となるケース
- マンションを高く売却したい場合
- 設備が経年劣化している場合
- 資金に余裕がある場合
上記のように、マンションを高く売りたい場合には、リフォームしてお部屋をきれいにすることで、価値が上がり高く売れる可能性が高くなります。
また、設備が経年劣化していると、買主が自分で修繕しなくてはいけないですし、余計な費用が掛かってしまうので、なかなか買い手が付かないといった原因にもなります。
できる限り、資金に余裕があればリフォームを行っておくと買い手が付きやすくなるので、早く物件を売りたいと考えている方はリフォームは必須です。
マンションを売却する場合にリフォームする4つのメリット
続いては、マンションを売却する場合にリフォームをするメリットを4つご紹介します。
- リフォーム代を加算しても高く売れる可能性が高い
- きれいになるので早く売れやすい
- 買主はすぐに生活することができる
- 内見において好印象を受けやすい
1つずつ解説していきます。
メリット①:リフォーム代を加算しても高く売れることがある
リフォームを行うと、気になるのが費用負担です。
工事内容によって、リフォームの費用は異なるのですが、自分が売却しようとしているマンションにお金をかけることには抵抗があるかもしれません。
しかし、マンション売却前にリフォームを行いきれいにした状態で売却する場合、リフォーム費用を上乗せしてマンションを売却することも可能です。
特に、気になる箇所を集中的にリフォームし設備などを交換していると、その部分をフォーカスしてアピールポイントにすることもできるでしょう。
ピンポイントにリフォームを行うことにより、購入希望者の購買意欲を掻き立てることができると、高値で売りやすくなります。
リフォーム費用を上乗せして売却できるので、実質負担費用は回収可能です。
これは、大きなメリットといえるでしょう。
メリット②:きれいになるので早く売れやすい
マンション売却前にリフォームを行いますので、きれいな状態にしてマンションを売却できることになります。
例えば、あなたがマンションを購入しようとしている場合、売却募集しているマンションの画像を比較したときのことを考えてみましょう。
とくにリフォームされていない古びた部屋と、きちんとリフォームされているきれいな状態のマンション。
どちらに興味を持つでしょうか?
当然ながらきれいなマンションに興味を持ちませんか?
このようにきれいなマンションの方が当然ながら購入希望者が買いたいと思わせるでしょう。
つまり、購入希望者の購入意欲を高めることに繋がるのです。
きれいな状態の方が早く売れやすくなるので、これもリフォームを行うメリットといえます。
メリット③:買主はすぐに生活することができる
前述しましたが、築年数が古いマンションや修繕個所があるマンションを売却する場合、リフォームを行わずに募集すると、買主がリフォームしなければいけません。
そうなると、費用面の負担ももちろんですが、購入後のリフォームとなるので、すぐに引っ越すことができません。
リフォーム工事が長くかかる場合は、1ヶ月程度リフォームにかかる可能性も考えられます。
そうなると、購入後すぐに引っ越しして生活したい人には購入希望の条件から外れることになってしまうでしょう。
リフォームを行い、マンション売却後にはすぐに生活できる状態にしておくことで、購入希望者の層を広げることが可能です。
リフォームすることにおける大きなメリットといえます。
メリット④:内見において好印象を受けやすい
マンションを売却するにおいて大切なポイントのひとつは、購入希望者の購入意欲を高めることにあります。
そのために売主はさまざまな手段を打ち、早く売却できるように取り組む必要がありますが、その手段としてリフォームを活用するのです。
購入希望者が現れると、内見を希望されますが、内見の際、なにもリフォームされていない部屋ときれいにリフォームした部屋を比較してみましょう。
これも当然ながら、リフォームされているマンションの方に好印象を持つのではないでしょうか?
リフォームし、きれいな状態にすることで、内見による好印象が増えると、購入したいと思う人も増え早期の売却に繋がります。
早く売却を希望する場合はきれいな状態にしておくための手段としてリフォームは効果的な方法です。
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マンションを売却する場合にリフォームする4つのデメリット
続いては、マンションを売却する場合にリフォームをするデメリットを4つご紹介します。
- 大きな費用がかかる
- 工事中は内見ができない
- 引越した部屋でないとできない
- マンションの管理会社とのやり取りが手間
1つずつ解説していきます。
デメリット①:大きな費用がかかる
最も大きなデメリットとしては、やはり費用負担がかかってしまうことが挙げられます。
リフォームの内容や、修繕箇所によっても金額には大きな違いがありますが、設備の交換を行わなければいけない場合は、時として100万円単位になるかもしれません。
また、リフォームを行ったからといって必ずしもすぐに売れるといった保証はどこにもありません。
とにかく早く売却したいけどリフォーム費用を捻出するお金がないという人は、もしかすると売却価格を大きく減額して売却しなければいけないかもしれないでしょう。
マンションを売却するということは、次の引っ越し先を見つけなければいけないので、引越しに関する費用も蓄えておかなければいけません。
その中でリフォーム費用は、大きな負担となってしまいます。
費用面においては大きなデメリットです。
デメリット②:工事期間中は内見ができない
リフォームに関する問題は費用面だけではありません。
工事の期間は一時的に募集が停滞してしまいます。
なぜなら、工事期間中は内見ができないからです。
特に、マンションをリフォームする場合、リフォーム中の音などを注意して工事しなければいけません。
管理組合から工事の時間帯が大幅に制限される場合があります。
こうなると、普段のリフォーム工事より大きな時間をかけることにもなり、募集に支障をきたす時間が増えることになってしまうでしょう。
工事期間中、募集に関し内見ができなくなってしまう点は、デメリットとして挙げられます。
デメリット③:引越した部屋でないとできない
リフォームを行う大前提として、空室の部屋でなければリフォームできません。
つまり引越しした状態であることが必要となります。
リフォームを行うために、早めに引越ししなければいけないとなると、引越しの費用とリフォームの費用が二重に負担になってしまい、マンションの所有者には大きな出費となってしまうでしょう。
マンションを売却する場合、まだ居住している状態で募集している物件も非常に多く、このようなマンションは、リフォームしていないマンションということになります。
リフォームできるかどうかについてもこのような制限がありますので、せっかくリフォームしたくてもできない場合がある点もデメリットとなるでしょう。
デメリット④:マンションの管理会社とのやり取りが手間
戸建てのリフォームと違い、マンションのリフォームは、管理会社や管理組合の了解を受けなければリフォームできません。
マンションのリフォームの場合は前述した通り、隣の入居者との兼ね合いから、いつでもできるわけではありません。
場合によっては、工事の時間帯などを制限されてしまうことになるでしょう。
そのようなリフォームに関するやり取りを管理組合や管理会社と行わなければいけませんので、非常に手間がかかり、面倒だと感じる人も多いといえます。
リフォームに関する管理会社などとのやりとりに時間がかかる点もデメリットといえるでしょう。
マンションを売却する際のリフォーム費用を抑える4つのコツ
最後に、マンションを売却する際のリフォーム費用を抑えるコツを4つご紹介します。
- 修繕箇所のみのリフォームに絞る
- 売りになるポイントのみの補修に絞る
- 水回りのリフォームだけ行う
- ハウスクリーニングは丁寧に
1つずつ解説していきます。
その①:修繕箇所のみのリフォームに絞る
全てをリフォームせずに最低限のリフォームとしては修繕箇所のみに絞るのも効果的です。
修繕箇所に関してはリフォームしておいた方が後々のトラブルを防ぐこともできます。
特に、全く使用できないような設備に関してはきちんと修繕を行っておいた方がいいでしょう。
修繕箇所のリフォームに絞ることで費用を大幅に削減することができます。
その②:売りになるポイントのみの補修に絞る
マンションの募集には、売りとなるアピールポイントがあると、購入希望者の購入意欲を高めることができます。
売却するマンションのアピールポイントを徹底的にリフォームしてアピールポイントを作ることも効果的です。
例えば、古くなっているお風呂場を豪華な仕様にする。
LDKをきれいにリフォームするといった方法によりアピールポイントを作ることができます。
ポイントリフォームで費用の大幅削減とアピールポイントをつくる方法も効果的です。
その③:水廻りのリフォームだけ行う
マンションの購入となった場合、多くの人が気になるポイントに挙げるのがキッチンなどの水廻り関係です。
他のどんな場所がきれいでも水廻り関係が汚いと敬遠される人も多いのがマンション売却の特徴といえます。
その水回り関係のみに絞ったリフォームも効果があるといえるでしょう。
キッチンやお風呂をピカピカにしていると、マンションに対して好印象を持たれます。
また、水廻り関係をリフォームしたことを募集においてアピールすることも可能です。
水廻り関係のリフォームに特化することでコストパフォーマンスの良いリフォームになりやすいでしょう。
その④:ハウスクリーニングは丁寧に
リフォームを行った後、ぜひやっておきたいのがハウスクリーニングです。
ハウスクリーニングとは文字通り部屋の清掃のことを指します。
しかし、自分で行うだけではハウスクリーニングとはいいがたく、専門業者が専用の機械などを用いてきれいに清掃することです。
せっかくきれいにリフォームしていますので、そのメリットを前面に出す意味でもハウスクリーニングにより、きれいに仕上げた状態で募集しましょう。
リフォームの効果を最大限発揮することができます。
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まとめ
マンション売却前のリフォームは、費用がかかる点や、退去済みの部屋であることなどさまざまな制限がかかってしまいます。
しかし高い売却に期待ができる点や早く決まりやすい点などメリットも多いので、ぜひ検討材料としたらいいでしょう。
部屋をすべてリフォームすることがベストというわけではありません。
ポイントごとのリフォームで効果的なパフォーマンスを発揮するケースもありますので、この記事を参考にマンション売却において、リフォームを役立ててはいかがでしょうか?
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この記事を書いた人
資格:宅建・FP2級・通関士・総合旅行業務取扱管理者
大学生の時に一人旅に目覚め、海外50か国以上を訪れました。その経験を武器に新卒で旅行会社に入社しましたが、入社数年で倒産という憂き目にあってしまいます。悔しさをバネに宅建・通関士・FP資格を無職期間の4年でゲット!現在は不動産会社の窓口勤務ですが、コロナ渦で週休4日ペースが続いているため、新しい資格取得に向けて日々奮闘中です。趣味はペット。特技は英会話。
清水みちよ
30代女性